日本発の演劇〈ビューティフル・サンデイ〉
〈サンデー〉じゃなくて〈サンデイ〉が正しいのね。
うっかり検索すると1972年の田中星児のビューティフルサンデイが出て来てしまう。
演劇の方は2000年に日本初演だそう。その少し前まで全盛だったトレンディドラマの香りを感じなくもない。
「男は怒り、女はとぼけ、ゲイは笑う
素晴らしき日曜日」
なるほど〜。
的確だ。
そんな能天気なお話ではないですけどね。
3月3日
何故かチョンジンが病気で死んじゃうという結末だと勝手に思い込んでいたら全然違った。
他人の家を覗いて話を盗み聞きしているような居心地の悪さを感じた。生々しい。演技が演技に見えなかったのかもしれない。
面白かった
時代劇ミュージカル〈ミス〉でキム・ジオン氏を見た時に、余りのお顔の濃さにこれをキャンセルすることまで考えたのだった。ジオン氏ファンの方に「胸やけしました?」と言われたのを思い出す。ファンでも胸やけするのだそう。
ちなみに優しげで影を隠しているヒス役としてはとても素敵だった。たぶん時代劇のオデコ丸出しがいけなかったんだと思う。
3月5日
そもそもユ・ヒョンソク氏が見たくて選んだ作品。心優しいけれど愛する強さのある青年。とても合ってる。
理想のタイプをウヌに聞かれたチョンジンが「当たりは柔らかいけど思慮深くて強い人」と答えるのはヒスの事だな。
普通なら寒めの劇場のエアコンが壊れたのか、客席でさえ暑くて汗が出て、チョンジンが水をかぶったように汗をかいてて、クリスマスのはずなのに何やら暑苦しいお話に見えてしまった。
3月25日 マチネ
ソンイルさんのチョンジンはとても大人感がある一方、ヒスが大好きで雛鳥を守るかのようにとても大切にしている。
そんなチョンジンに、お見合い練習の無茶な自己紹介をやって欲しいと「はんぼんま〜ん」とねだるヒスが愛くるしくて反則。
このペアは人気でずっと完売だったが、ある日ふと見たら1枚戻っていた。
会場のアートワンシアター3館は、9列ある座席のうち6列目以降はほぼ視野制限席に等しいと悪評高い。だが声が聞けるだけでも良いと思い最後列にも関わらず買ってしまった。
結果、思ったより楽しめた。芸術の殿堂7列よりグッと近かった最後列。3人の上半身はほぼ見えた。見えないのはテーブル面とベッドの足元くらい。テーブルに座ると顔が隠れ気味だったが多少頭を動かせば見えなくもない。最後列なので人の迷惑にならないのが助かった。いつもは椅子の下に突っ込むパーカーをお尻の下に敷いたのも許して。
3月25日 ソワレ
(一見)落ち着いた雰囲気のソンイルさんと違って、ドタバタ味の強いホスンさん。〈青灰色の夜〉での哀愁に満ち溢れた姿とは随分違うが、こういう姿の方が多いのかな?
ヒスの方がどっしり構えているように見える。同じ脚本でも関係性が少し異なるカップルだから、違う話のように楽しめる。面白いなあ。それにしてもソンヨン氏イケメンだ。