中継でジョング/ソホペアの映像を何度か見たが、どうも途中で気が散ってしまい最後まで見られたためしがなかった作品。
遠い昔の国語教師の言葉。
「まともな精神の人間は詩人になれない」
ほんと真実と思って今日に至るけど。
配信見た時の感想。
ランボーおおお〜!
へ理屈こねてないで
したいことするなら自分の力でやれ〜!
人を巻き込むな〜!
地道に生きろ〜!
(地道に生きたら詩人じゃなくなるけど。)
どうも視点が気の毒なベルレーヌ寄りになってしまって、タイトルが「ベルレーヌ」でいいような気さえしてた。
後から〈ランボー〉通に聞いたら、ソホ君は一番強いランボーなのだそう。ジョングさんとのペアだとベルレーヌに同情が向かうのは必然らしい。
実際の舞台で観てみたら、感想がひっくり返った。
「ランボー!あなたはただの少年。同時にとても特別な詩人。誰かに理解してもらいたくて孤独な魂が泣いている。」
ジョンウォン・ランボーは造形が立体的で、同じ脚本なのに違う話かと思うほど。
まだ本当に少年だけど、特別な精神をもって生まれたランボー。理解されることをとても求めている。
不幸になると分かっていても突き進む。それは仕方ない。彼は特別だから。
ドラエとの友情は存在するけど、やはり詩人と凡人は種類の違う人間だから、悲しいことにドラエでは理解者になれない。これは、これまでたくさん聞いてきた感想でもある。
才能あるんだとしてもソホ・ランボーはただ大人ぶってるだけに見えてしまった。特別感を醸し出す演技力が足りなかったのか?(数年前の録画なので今シーズンのソホ・ランボーは違っていたかもしれない。)
同じく〈ランボー〉通によると、ジョンウォン・ランボーはやたらに説得力があったそうなので、それこそウリ・ジョンウォニが特別なのかも。(てへへ)
見るチャンスは3回あったが、チケット争奪戦で1回しか観られなかった。それもようやくキャンセルを拾って。
ジョンウォン君のマッコン挨拶によると、ランボーという人物をつかみ切れたとは思えなくて、ランボーがベルレーヌに「僕を理解しているのか?」と問いかけるたびに、本物のランボーから自分も問われている気がしたのだそう。可能なら次のシーズンにも出演したいとのこと。ぜひお願いします。
ベルレーヌの俳優次第でとても印象が変わる作品だとも聞くので、次のシーズンは気合を入れて色々なキャストを見に行きたいと思う。