俳優がハンドマイクと小さなシンセサイザーを手に登場。
伴奏や効果音を自分たちで録音して操り、
メインの少女2人と、その他すべての登場人物を演じながら進むお話。
よく分からなかったけど
面白い‼️
〈シデレウス〉でマリアを演じていたホン・ジヒがアラン役。お婆さんから少女まで、歌唱力に裏打ちされた多彩な表現力に驚いた。こんなに上手くていいのか?
(あらすじ)
多くの人が去り、観光客の足も途絶えた島、キナン。本土の支援さえ途絶える危機に島を守るか、あるいは去るかを決める投票を控えている。島の未来を決めるための討論会が開かれる日、島に残っている唯一の子供でキナンの一番幼い住民であるエイリーは海辺で死んでいく小鯨を発見する。エイリーは子鯨と交感するが、クジラは結局息を引き取ってしまう。
一緒に暮らしているおばあさんはしきりにいたずらのように自分の死を練習し、仕事を求めて本土にいる母親とはビデオ通話さえ円滑でない中、クジラの事が心に残っているエイリー。
そんなエイリーの前にどこから来たのか分からない、見知らぬ少女アランが現れる。エイリーはミステリーな少女アランに好奇心と好感を持つが、アランは分からないことを言ってエイリーを混乱させるだけだ。似ているようで違う2人の少女は果たして友達になれるだろうか。
公演期間は8/10から8/29までのはずだったが、9/18まで延長されていたことに今頃気付いた。
知っていれば9月の訪問中に再観覧したのに!
と言っても、注目作であるのと特殊な座席配置のため、争奪戦のチケットが入手できたかは疑問だが。
デザイン的に潰して描いているが、実際はほぼ正方形の会場にまん丸の舞台。ステージ周辺のばらけた席はキーナン住民席。集会の場面などで話しかけられたりする。返事はしなくて大丈夫。
劇場はソンスのウラン文化財団ビルにある。
大学路で既に200を超えるが、ソウル全体でいったいどれくらいの劇場があるのだろう。舞台関係の仕事をされている方に日本の公演期間がなぜ短いのか尋ねたら、会場が取れないのも大きな理由のひとつだそうだ。