〈アイーダ〉観覧後記 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

韓国ミュージカル
想像と創造だらけの翻訳
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

青いブルースクエアにて〈アイーダ〉を最後に、ソウルでの全観劇予定は終了。끝!

休憩コーナーも青くなっていた。真ん中を斜めに横切る鏡のような四角い物体はモニターらしい。企画がある時は、何か映し出されると聞いた。


間を飛ばして、最後の〈アイーダ〉の観覧後記を。後記は観覧順を無視して続く予定。



5月17日

5月18日


とにかく言いたい。

ギョンア・アムネリスに張り倒された。


幕開け、深めの抑えた歌声で始まり爆発的に展開。存在感が素晴らしい。プレスコールよりも実際の舞台の方が凄かった気がする。


本格的に過去が始まると見事に頭が空っぽな女。ツボを外さない笑いどころ満載の演技も完璧。このアムネリスが2幕でどう変化していくのか楽しみ。


2人の想いを知ってしまったアムネリス。悲しみと苦しみが囁くような歌声と共に、あくまで静かにヒタヒタと満ちてくる感じ。そうやって静かに抑えているのに内側から何かが溢れ出す演技は大好きだ。


最後ラダメスを助けようと必死なところに、アイーダから「彼を助けて!あなたもラダメスを愛してるでしょう?」と言われ、か〜すかに何かが変わったのが見えた。多分息を吸ったとかそのくらい。その後も無表情。誇り高く顎を上げて。


でも2人を一緒に葬る決心をしていくのが分かった。分かるのが不思議。


同じく新メンバーだが、キム・スハのアイーダは語れない。


そこにキム・スハがいないからだ。ただアイーダがいるだけ。


元々の彼女とアイーダというキャラクターがシンクロするのかもしれない。それにしても演じている感がまったく無い。


飛び抜けた歌唱力と演技力を持つ新メンバーの2人。次の時代が来た!と感じさせる。



今回、感情を強化し、愛する姿をより表現すると聞いていたが、元気いっぱいラダメスがアイーダに対して、まるですがり付くような、愛の前では弱い男の姿だった。


ジェリムさんがプレスコールで、力を抜くのを意識して演じたと言っていた。やはり、やたらと歌い上げるより、相応しい強度で表現するのが良い!


コンジュさんは安定と言うか定番と言うか、今更付け加える事は無いが、王女としての自分と愛の間で葛藤が深まった気がする。


IVYアムネリス、ウヒョンラダメス、特記事項なし。普通が普通でない、あくまで実力高止まりの世界での話だが。