バイロン:こんなゴミを書いたと言うだけでも十分な理由に…
ジョン:ゴミではありません!あなたのアイディアも入っています!
バイロン:ジョン、だから腹が立つんだ。私のアイデアを…こんな低級な話にしてしまったから!!未熟で不完全な駄作に私を!私の名誉を汚してまで!
君が私のように作家になれると思ったのか?君に世界を創造できる能力があると思ったのか!
♪♪♪
(バイロン)
赤いろうそくのように
魂を燃やしながら
果てしなく 人間の自由を追求する者
白い紙の上に 孤独を刻みながら
苦痛とともに 作品を創造する者
古ぼけた現実を 脱ぎ捨てた人間
不完全な現実を 越える人間
鎖のような運命に 立ち向かう先駆者
その世界の神
文字で書いた世界の神
それこそが作家
それこそが私
その世界の神
文字で書いた世界の神
神を超える人間
バイロン:神を越える人間!!それこそが作家だ。
哀れな肉体を 脱ぎ捨てた世界
宿命のような死を 乗り越える世界
鎖のような現実を 超えた世界
その世界の神
完全な世界の神
それこそが作家
それこそが私
その世界の神
完全な世界の神
時代を超える創造者
それこそが
私!
ジョン:相変わらず傲慢で荒唐無稽な考えに囚われていますね。たかが文章を書くだけで神を超える?そんなあなたを創造した神を超えられると考えているんですか?
バイロン:もちろんだとも。しかし君が写し取った世界は現実の模造品だ。じきに消える影だ。
ジョン:賭けますか?じきに消えてしまう影かどうか?
バイロン:結果が明らかな賭けは面白味がない。
ジョン:私の名誉を賭けます。命にも等しい。