(2024.2 追記:日本版の上演が決まったせいか、突然この古い記事のアクセスが増え始めたので、フル映像へのリンクをサービス。INDEXから入ってリストから探す道もあり。拡大画面で字幕が消えるなどの症状が出ることあり。YouTubeアプリから見れば大丈夫らしい。)
드디어!ついに始まった日本版〈ホープ〉!おめでとうございます!
「あらすじ」と題した他力本願のページがあったのですが、改めてプレスコールの字幕付き映像とテキストで、自前のあらすじを一ヶ所に集めてみた。
現在のシーンはイタリックです。
(裁判に出かけるのを渋っているホープ。今日が最後の公判だし、自分は証拠だからと行く気満々のKは、部屋の家具たちに別れを告げ始める。)
(負けるのが怖いのだろうとKに言われ、ホープは出かける決心をする。)
(マリーは原稿を持ち、取るものもとりあえず家を出る。何も知らないホープは母と出かけるのが嬉しくてたまらない。)
♪♪♪ (1曲目)
新しい靴 白いワンピース
着ていなくても嬉しい
どんよりした空
びちゃびちゃの地面
こんな日でも嬉しい
どこに行くんだろう
どこでもいい
私の横には母さん
母さんの横には私が
母さんはホープの傘
ホープは母さんの宝物
胸がドキドキ弾む
♪♪♪
(なんとかトラックに乗り込む2人。トラックが揺れて原稿を落としてしまったマリーは転んだホープはそのままに原稿を席に置く。自分の場所を奪われたホープ。)
(トラックがドイツ軍に止められてしまう。)
(自分の行動の結果に押しつぶされそうなホープ。保護を求めるかのように母親のそばに座っているが、マリはホープの膝に手を置いた後、顔を見ることも無く背を向けたまま離れていく。)
♪♪♪
星が出る
息の音一つが消えた分だけ
名前一つが消えた分だけ
ダビデの星が 天の川のように流れて
この夜に 私のもとにやってくる
星が見てる
友達を告発した私の目を 命乞いした手を
ダビデの星たちが
大丈夫 守るものが あったじゃない
星が探せないように
しっかり隠れて
私は 私だけ残り
息の音が消えた夜
名前一つが消えた夜
真っ暗なこの夜に 私は生きて
それでも私は生きて
それでも私は生きて
家に帰りたい
♪♪♪
これがあなたの神なら
どん底の汚いテントの
お金のない人間たちの
祈りを聞くべきよ
これが私たちの神なら
飢え死にする私を
凍えてくたくたの母さんを
見るべきよ
神なんてものがいるのなら
私たちを捨てちゃいけなかったのよ
♪♪♪
(現実を、自分を見て欲しいホープの願いも虚しく、原稿と過去に固執するマリー。)
(薄汚いテントから救ってくれる人を待っていたある日、ホープはドイツからパレスチナに来たカデルに出会う。自分の家族を殺したドイツ人の銃を持ち、奪われる前に奪うのが世の中だと語る彼。自分が間違っているのではない。間違った世界に生まれてきたのだ。戻る場所が無いのは自分のせいでも、君のせいでもない。)
(ホープはベルトに原稿のことを話す。原稿を売って新しい生活を始めようと言うベルト。)
(競売の相手がドイツ人だと知り逡巡するホープだったが、カデルは、自分の人生は自分の選択、責任だと語る。ホープは幸福な新しい人生を夢見て競売の書類にサインする。)
(自分の願いを話す過去ホープを見ながら、母の語った言葉を呟くホープ。「願いは口に出したら叶わない」)
(原稿は高額で入札されるが、ベルトはホープに売却益をすべて譲るという書類にもサインさせていた。2人には十分と言えないこの金で、自分だけ完璧にやり直したいというベルトは詐欺だったことを認め、金を手に入れたいなら残りの原稿を同じように売ればいい、誰も信じるなと言い残し去ってしまう。)
(ホープは思う。誰も助けてはくれない。誰も愛してくれない。原稿が無ければ私にはなんの価値もない。)
(勝手な行動を法廷侮辱罪に問うこともできると裁判官。何を思ったか、大人しく被告席に立つホープ。)
(数知れぬユダヤ人を殺したドイツ人に、金のために原稿を売ったと責める原告。ホープは民族より金を選んだと認める。ホープの署名のある競売契約書が証拠として提出される。)
(その証拠があれば裁判を終わらせられるかと尋ねるホープ。これまで自分が控訴を重ねてきたホープに呆れる裁判官。)
(過去ホープが20年ぶりにテントに戻ってくる。死んだ母が残したメモには「私たちに残されたのは原稿しかない」と書かれていた。
原稿なんて、さっさと処分すべきだったと言うホープに、そうできたのにしなかったのは君だと答えるK。)
(今があまりにも寒くて孤独だと言う過去ホープ。そして自分は幸せになってはならないと、原稿を胸に抱く。)
(判決まで休廷となる。ホープに話しかける傍聴人。ただの紙に人生をかける女性、エバ・ホープ。私の手帳にどれほど重要なことが書かれていても紙に過ぎないし、あなたが抱え込んでいるその原稿も同じだ。)
(「もしかするとこれが最後の機会かもしれない。」出会ってから何回目かの言葉を繰り返すK。そして続ける。あなたには地獄のような時代を耐え抜くための何かが必要だっただけ、僕ではなく。)
♪♪♪ (K)
後悔するだろうに 大丈夫かい
あなたのことを人はどう記憶に残すのか
あなたという文章の最後は
これで十分だと思うの?
自分をもっと読んでみて
あなたにはもう分かっている
不器用な表現と伝え方で
誰かがあなたの人生に書いてくれたじゃないか
♪♪♪
♪♪♪
誰よりも大切にしてきたあなたが
自分の人生に書いてあげた
あなたにはもう分かっている
あなたと言う本を
ちゃんとに読んでごらんよ
そこにはあなたが
忘れてしまった文章がたくさんある
「ご苦労さま」
「十分やったよ」
「生き抜いた」
「まだ遅くはない」
♪♪♪
知ったようなこと言って
全部見て来たさ
避難トラックで席を譲ってくれたあの日から
ずっと見ていた
あそこは元々私の席だったんだ
そうさ
だからもう そこに戻りなよ
これから書いていく話の方が多いよ