〈蘭〉は30分過ぎてから見始めた上に、ながら見だったので語る資格は無いですが、結末がパッとしなかったような。すごい歌手の物語かと思ったら女優さんが普通レベルだったのも私的にはいまいち。
〈ト将軍を探せ〉はそれなりに楽しかったけど完全に子供向けテイスト。
〈朝鮮弁護士〉は朗読劇っぽく始まるので動きや感情で察することもできず難しくてギブアップ。モチーフに使われている実在の事件や人物をよく知らないのも問題だったけど、高尚な社会派ストーリーは苦手。
27日に中継された〈マーリの昨日より特別な1日〉は、知らない俳優さんだしセットも簡単だし…と思いながら見ていたら、面白くて引き込まれてしまい最後には感動までしたのが意外な誤算だったので、今後の中継作品も馬鹿にせず見てみようと思う!
2番目の〈地下鉄1号線〉は有名なロックミュージカル。10年ぶりとなる2018年に上演され話題となったのは記憶しています。無料中継で見られるとはありがたい限り!
最後の〈スペシャル5〉もなかなか面白そうなストーリー。
▷シノプシス
花屋の娘、ヤン·ジニとパン屋社長のチョン·サンホは、七星(チルソン)市場商店街繁栄会の大富豪チェ·ドゥオクの一方的な賃貸契約の解約で頭を抱えている。
これに、泣き面に蜂と言うべきか、建物オーナーの高利借金を返済するために孤軍奮闘するヤン·ジニは、保証人を探せなければ青春を担保にチェ·ドゥオクに嫁に行かなければならない危機に立たされ、突然ヤン·ジニの保証人になったパン屋社長チョン·サンホの破格の提案、それは借金の保証人として1年間契約恋愛をする条件だった。
結婚を目的にヤンジンの借金返済を催促するチェ·ドゥオクは、様々な権謀術数を利用して二人の仲を邪魔するが、それにもかかわらず一連の契約恋愛を始めるヤンジンの胸はときめきでいっぱいだ。
お金に泣いて愛情に笑う青春男女のにぎやかな仕事と恋の物語は七星市場全域に伝わるが…
▷シノプシス
1998年11月、ソウル、ヨンビョンで出会ったツバメを探すために早朝ソウル駅に到着した天女
しかし、清凉里行きの地下鉄1号線で出会ったソウルの人々は冷淡で、ソウルの姿は慣れないばかりだ
コムボおばあさんの屋台で赤いズボンに出会った天女は、彼女がツバメと一緒にヨンビョンに来た彼の叔母だったことを思い出し、ツバメの行方を尋ねるが、彼の実体を知り絶望する
清涼里588の年老いた娼婦は失意に陥った天女のために歌を歌い、自分が片思いしている眼鏡を探して地下鉄から降りる
そしてしばらくして急停止した列車の中に誰かの事故のニュースが聞こえてくるが…
〈地下鉄1号線〉は
"最も低い所で一番明るく輝く"
1998年、冷たい風の中で激しく悽然と
人生を生き抜いた底辺の人たちのまぶしい話
記録して記憶すべき韓国社会の裏面を
写実的に描いた20世紀韓国の風俗画
[地下鉄1号線観覧POINT]
✅1994年初演当時、韓国ミュージカル初のライブバンドを導入した「ロックミュージカル」
✅26年間で73万人の観客と出会う
✅11人の俳優97の配役
✅5人のライブバンド 17ナンバー
✅1996年から2008年に長期公演、10年ぶりに再公演された2018年など計4000回以上の公演実施
キュレーション ノート📝
シノプシスを読んだら
1994年、ソウル地下鉄1号線の風景と
その中で生きていく様々な群像の人々を
見せてくれる作品のようですね!
暗い色のポスターを見ると 憂鬱な雰囲気ではないかと推測されますが
むしろ公演は「ロックミュージカル」として
過去の後記を見ると諧謔とユーモアがあるという評価
ミュージカル「地下鉄1号線」や
ソウルの姿と人々の話を通じて
その時、その時代に行ってみましょうか?
スペシャルな人々が作る特別な感動
▷シノプシス
この作品に登場するすべての人物は特殊な能力を持っている。しかし、空を飛ぶことはできるが、たった30秒だけ飛べる人。テレパシーを送ることはできるが受け取れないとか、歌でテレパシーを送れるが音痴の人。失くした鍵がどこにあるかわかる人など、何か一つ足りない超能力を持った人たちだけで構成されている。
こんな「特別な」世界に、ある日一人の子供が生まれる。この作品の主人公ジェイクは何の能力もなく生まれ、これによって彼が生まれた瞬間、世界中が大騒ぎになる。最も普通の子供が最も特別で変った子供になるこの作品の中の世界で、ジェイクの誕生は世界中の関心を引きつける。しかし、世の中の多くのものがそうであるように、この子もまた、初めはみんなに注目されたが、何も起らないまま20年余りが流れていく。誰かが一目で何の能力もない自分に気づくかを怖れ、外で仕事もできずに部屋の中で生きていくジェイクは、自分はなぜそうなのか、自己恥辱感に襲われ祈る。僕はなぜこんな風に生まれついたのか、何をして生きるべきなのか、僕にも能力をくださいと。
そして劇的に彼の部屋にイメジネーターが登場する。米国ではエンジェル、欧州ではサンタと呼ばれる存在である彼は、ジェイクに願いを叶えてあげると言って、条件として自分に与えられたミッションである5人のルーザーを探して、ウィナーにする仕事を手伝ってくれと要請する。イメジネーターと約束したジェイクは、彼のミッションである5人のルーザーをウィナーにする仕事を始める。ジェイク自身もルーザーなので、あとは残りの4人を探せばいい。オズの魔法使いのドロシーのように、ジェイクは旅に出る。こうしてこの物語は始まる。
〈スペシャル5〉紹介文
2012年にアメリカのメンフィスで開発が始まり
2015年ニューヨークミュージカルフェスティバル-NYMFが選定·開発
2018年、Dimo Kim Musical Theatre Factoryと共にコラボレーションで
ニューヨークオフブロードウェイ労組ショーケースを通じて
そして2021年、ソウル芸術大学ワークショップを通じて開発された作品!
キュレーション ノート📝
共同作家David Couterの紹介文を見ると
「ミュージカルスペシャル5の心の中心には
"協力して分かち合えば、我々は勝利する"というメッセージを盛り込んでいる。」
「私たちはチーターより遅く、象より弱いが、都市を建てて宇宙ステーションを作った驚くべき人たちだから」
というコメントがあります。
この作品は
取り柄がないと感じた時
みじめに感じる時
慰めになってくれる作品だと思います。