〈ホープ〉ファン集まれ❗️ | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
全ては自分の予習復習のため
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

この作品。私は好きです。胸にズッシリ迫ります。


よく「言葉が分からなくても韓国ミュージカルは楽しめる」と言うけど、この作品は難しめ。でも何度も噛み締めて味わえる作品。


台詞がほぼ全体的に理解できてようやく、ホープの心の動きが見えてきた感じです。なぜ矛盾したような行動を取るのか、分かってきた気がする。


原稿が話すはずはないので、K(原稿)というのはホープの内面、もしくはホープの深層心理、何かそんなものの可能性もあるわけで。


2人が言い争うのはつまり…。


でもどう解釈するかは観る人次第かも。


法廷にいる人たちにKは見えないし声も聞こえないので、Kに向けたホープの言葉は自分たちに向けられてると思っている。Kのパートを抜かしても微妙に会話が成り立っているのが可笑しい。


原稿の所有権を争う裁判が主軸ではあるが、並行してホープの人生も検証されていく。ホープの人生に何が起きたのか。彼女がなぜ今のようなホープになったのか?


過去ホープを見つめる現在ホープは何を思っているのか?老いたホープはそれが読みとれるような、読み取れないような絶妙な表情。そしてホープの行動はどう変わっていくのか?


ヨゼフ・クラインの残した原稿と、エバ・ホープの人生。それらが絡み合い最後に下される判決。


老若2人のホープはやっぱりこのペアがお気に入り。ダイジェストでは観られない名場面、名ナンバーも。際立つ照明。舞台の緊張感、惹きつけられる演技。やはりおすすめしたい作品。


フンジョンさんのKも良いけれど、少し厳しいKなので、ヒョンギュンさんの優しくて愛嬌のあるKが恋しい感じ。盛り上がりには彼の美声が大きく貢献していたと再認識。(初演のジフ君Kも観たかった。)



INDEX




道の上の旅人(チョ・ヒョンギュン)



輝くさエバ・ホープ(チャン・ジフ)




脈絡なしに思いついたけど、ブランド品を身につけていないと自信が持てない類の人も、モノに自分を投影しているという点ではホープの仲間なのかも。