EP1
回顧録を書くためパソコンに向かう両水里(ヤンスリ)の刑事シン・スンギョン。
黒歴史は封印し成功だけを書こうと決心する。
2流俳優が集まった15年前の事件を回顧する。
事件の舞台は演出家チョン・グァンジャンの邸宅。
「蒸気船サーカス殺人事件」という傑作を書き上げた彼はスタッフと俳優たちを食事に招待する。
招待客は6人。
ナ・ジョヨン:新女性主人公(不動産仲介業者)
チュ・インギョン:元女性主人公(薬剤師)
ソル・インボム:男性主人公(俳優兼作家志望)
ム・デマン:密航者役(舞台監督兼劇団の総務)
ユン・チェア:サーカス団長の妻役(美術監督兼デザイナー)
イム・ウギ:乗務員役(万年コーラス兼ウェイター)
チョン・グァンジャン→「正官庄」
ナ・ジョヨン→「私は助演」
チュ・インギョン→チュインゴンなら「主人公」
ソル・インボム→ 1字違いのサルインボムは「殺人犯」
ム・デマン→ ムデ・マンなら「舞台だけ」
ユン・チェア→?
イム・ウギ→ イムギに短縮すると(龍になりきれない)「大蛇」
EP2
食堂の灯りが消え、再び明るくなつたらチョン・グァンジャンが有機農トマトで作った貝のスープ皿に鼻を突っ込んで死んでいたと警察に通報するム・デマン。
人員不足のため駆り出された交通巡査のスンギョンは嬉々として現場に向かう。事故処理と交通整理の日々よ、さらば!
携帯電話を取り上げられ、1人ずつ別の部屋に閉じ込められた俳優たちは不満げだ。
EP3
まずデマンから話を聞くスンギョン。
全員を知っている舞台監督の自分から始めるとはさすが、と言われるが、実は…。
当時の様子を語るデマン。
ポン!と灯りが消え、キャッ!そしてコン!続いてキーッ!それから「どこを触るの⁈」ドアの閉まる音。
60秒で全てが終わった。演出家は死んでいた。
お手伝いします、自分は潔白だから、と言うデマン。
勝手な演出家だったので、主演に抜擢されたジョヨン以外は全員恨みがあっただろう。自分はプロの俳優で演出家から直接学べるのだから不満はなかった。
デマンが被っているのはグァンジャンが子役としてレミゼに出た時の帽子。子役俳優として活躍していたのにやめてしまった。突然の変声期で。
デマンは衣装のことで大喧嘩していたユン・チェアが犯人だと言い出す。
死んだグァンジャンは怒るとすごかったが、普段は羊(ヤン)のようにおとなしくて優れた(ジュンス)外見にボーッと(モン)していない性格だから「ヤン・ジュンモ」というあだ名まで付いていたのに…死んでしまった、と悲しげなデマン。
次にスンギョンが向かったのは入浴中のソル・インボム。スンギョンが交通巡査なのを知っている。
ユン・チェアは作品を演じられなくなって残念だと言う。すっかりキャラクターに入り込んでいる。
スンギョンにできなければ、自分が刑事役となり犯人を捕まえると言う。なぜなら台本に「ここに描かれたヒントを使わなければ犯人は捕まえられない」と書いてあるから。犯人を捕まえる気満々のチェア。
暗くなって悲鳴をあげたのはチェアで、グァンジャンはジョヨンとも争っていたことが分かる。
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ふざけたコメディタッチの作品。テーマが殺人事件なことを忘れそう。
一流の俳優が真剣に演じているのが余計に可笑しい。演じることを楽しんでいる雰囲気が好印象。
それにしても歌のレベルはお見事と言うしか。
EMKの主な作品のポスターがやたらと映り込むのもご愛嬌。俳優たちの実際のポスターもたくさん。
特にユン・チェア役のアリーが弾けていて楽しいが、対極のキャラクターであるダンバース夫人のポスターもしっかり登場する。
滑稽なピエロの扮装のチュ・インギョン(キム・ソヒャン)の横に、妖艶でゴージャスな彼女が写っているのはマタハリだろうか。
背景に目を凝らすのも楽しみ方の一つかもしれない。
12月15日19:00までは何度でも楽しめるので未視聴の方はいかがですか?