エクスカリバーの呪文と KAIさん注意報 | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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先日、〈エクスカリバー〉の日本語字幕になかったところを載せて欲しいというコメントを頂いたのですが。


はて、字幕のなかったところと言うと、ドルイド教の呪文のような部分?どうやらラテン語らしく何一つ分かりません。


これこそが終わり」で訳してあるのは、参考にした韓国語テキストに韓国語訳が載っていたと思う。


試しにOSTに載っていた「プロローグ」の歌詞をGoogle翻訳にかけてみましたよ。モーリン(字幕ではマーリン)が赤ん坊のアーサーを掲げながら唱えるシーン。



CUNCTIS TUIS VIRIBUS 

すべての人に対するあなたの能力


IUVA ME MAGNA NATURA 

TERRA AERE IGNE A QUA

私に素晴らしい自然を助けてください

陸の空気と火


CUNCTIS TUIS VIRIBUS 

REVIVISCAT NUNC HOC CORPUS 

すべての人に対するあなたの能力

今、この体は活性化します


IUVA ME MAGNA NATURA

TERRA AERE IGNE A QUA 

私に素晴らしい自然を助けてください

陸の空気と火



まあ、雰囲気的に分からなくもない?

続いて「父の罪」の冒頭で唱えられる呪文。



FATUM OBUMBRATUM CIRCULO ALTERNO ROTA VOLVITUR IN POTESTATIS APICE TU CAVE SUPERBIAM

サークルチェンジの運命はあなたが誇りの世話をするホイールが回転動力アーピチェを影


真顔??


お手上げです。多分関連した内容なんでしょうけど。もしかすると、なんちゃってラテン語?


いずれにしろ私はハミングもしくは効果音として聞いておくことにします。



後半の「KAIさん注意報」は、KAIさんをお好きな方は読むのは注意してね、という意味。


今まで散々言ってるのに今更な注意ですけど。滝汗

あくまで私の趣向に基づいた個人的な感想です。お許しを。


KAIさんは…


とても歌唱力がある。


無駄にうまい。


そんなにうまく歌ったら、キャラクター表現の妨げになるってほどうまい。


〈レベッカ〉のマキシム然り。


そこは朗々と歌うより、苦悩を表現するところでしょ!って、突っ込みたくなる。


アーサーの場合は、歌唱力プラスご本人の成熟具合が障害だったかも。


KAIさんはどんな役をやっても、真面目でストイックなKAIさんが見えてしまう。人としては尊敬すべき素晴らしい方ではありますが。


至らない少年のはずのアーサーが、初めから王に見えかねない。人としての立派さが垣間見えてしまうのはどうなんだろう。


歌も最初から立派だし。


学校の廊下を走るなと言われているのに、ふざけながら走り抜けていく少年。先生に捕まって注意される。でもまた走る。友達には好かれている。要するに性格は良いけど、まだちょっとおバカな男の子。


私のアーサーのイメージはこんな風。そんな子が龍の炎を持って生まれて、父エクターの力を借りて炎を抑えながら成長してきた。


そこから出発するから、炎を抑えられなくなったり、間違った行動をしていく説得力が出ると思うのだが、KAIさんのように初めから人格者の片鱗が見えてしまってはイカンと思う。


今回とても面白く中継を観て、そのあと色々な感想を読ませて頂いて気づいた事が一つ。


〈エクスカリバー〉のように既に何回か観た作品はキャストの演じ方の違いも分かるし、自分の好きな場面も、どんなテイストで展開して欲しいかも分かっているわけだ。


至らない青年が愚かな選択をし(それを煽るモルガナもいるが)、その報いを受け、どん底でのたうちながらも何かを学び取って成長する、アーサーの内なる戦いの物語。


こんな自分のイメージに合わせて、前半のアーサーはドギョム君に、ラストのアーサーはジュンスにと、必要に応じて脳内変換しながら見ていたようだ。だから画面に映っている作品以上の満足感を味わっていたわけ。


これでは〈エクスカリバー〉はこんな作品と公平には語れやしない。それでも敢えて言おうかな。〈エクスカリバー〉はとても楽しめる作品です!


〈ウェルテル〉も引き続きKAIさん…。この中継の波に乗って〈モンテクリスト〉も来て欲しい!モンテみたいな役はKAIさんお似合いですが、onlyはやめてねえーん。全キャストお願いします!!