1月7日、金浦空港の入国審査でのこと。
いつものように外国人列の一番右側に並ぶ。
韓国人列が無人になり、狙い通り手招きされた。
手招きする人によって一番前の人から指差して呼ぶ場合と、大まかにこっちへ来いと手招きする場合があるが、この日は後者のケース。
チラチラ横目で観察していた私の一行はいち早く隣のブースへ。
数十人目から一気に3人目にワープ。
私の前を同行者が通過していく。
私の番。パスポートがスキャンされるのを横目で見ながら指紋登録用の指をスタンバイ。画面にはWelcome to Koreaの文字が出て、風光明媚な韓国の映像が映し出される。
そして真っ白に。

えっ?真っ白?
待てど暮らせど真っ白。係員のおじさんも自分のPC画面と指紋登録マシーン(?)の画面を見比べて頭をひねっている。
パスポートスキャンのし直し。ログインし直し。再びスキャン。指紋マシーンの電源入れ直し。
色々やってもWelcome→ 映像→ 真っ白の繰り返し。
おじさんに聞いてみた。こんなこと良く起こるんですか?おじさん曰く「システムが新しくなったばかりなので、不具合が起きるのかもしれない。参ったな。」
少しでも早くと並び直したら、いきなり前の鈍臭いおばさんが手こずっていてちっとも進まない。こんな場面に私が遭遇したら、絶対そこに並び直した自分の不運を呪うだろう。
後ろの皆様、心中お察しいたします。しかし私が怪しいのではありません。いや、怪しいのか?
そんなことを思いながら何分経ったのか。元々並んでいた列もすっかり短くなっている。
ついに音を上げたおじさんは、一番奥のスタッフが通過していくデスクのお姉さんに助けを求めた。「ここの指紋登録の画面が出ないんだ。そっちでやってみてくれ。」
一番奥のデスクに移動。機械が変われば今度は大丈夫かな?
なんと!同じ現象が!!
お姉さんがおじさんに「この人ここでもだめよー
」と言っている。

この人
私のせいなのかっ


そう言えば、おじさんの列も今は進んでいるではないか

私だけ入国できずに、ここで羽田にUターン
不安になる一方、こりゃウケる
、と呑気な私。


試しに他の人をやってみようということになり、デスクで同行者2のパスポートスキャン。結果、何事もなく通過。
私のせいだったのかー

その後1~2度やり直すと、「指を置いてください」の登録画面が出てようやく入国。
同行者に、入国回数が多すぎるから疑われてるんだとからかわれたのは言うまでもない。