男たちが崇拝した彼女/2人だけの秘密 〜 レベッカ | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

韓国ミュージカル
全ては自分の予習復習のため
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

マキシムの不在中にレベッカのいとこ、ジャック・ファベルがやって来る。破産状態のため、金目のものを求めてレベッカの部屋を物色しに来たのだ。実はジャックはレベッカの愛人だった。ダンバース夫人は早く帰るように急かすが、何も知らない「私」が2人に出くわしてしまう。


ジャックが帰ると「私」に仮装舞踏会の衣装を提案するダンバース夫人。「私」は彼女と親しくなれたかと嬉しくなる。

ダンバース夫人: 行かないと、ファベル。知られてはなりません。


ジャック・ファベル: 心配することは無いさ、デニー。マキシムはロンドンだろ。まあ、新しい女主人様が我々を見かけるかもしれないが。


ここは安全です。レベッカの神聖な部屋。


レベッカがどこかに金を置いてないかな。俺はまるっきりの金欠なんだ。


そこにある物に触らないで!


彼女は俺のものだった。愛していたのは俺だけだ。


♪♪♪

男たちが崇拝した彼女

その魔法のような魅力で

全ての人を屈服させた

いつも取り替えるだけ

男たちも彼女を夢見た

でも誰も自分のものにできなかった

あなたも同じよ


違う 俺は別だ

俺は彼女のいとこ

彼女の恋人

血で禁じられた愛

止められなかった俺たちの欲望と情熱

秘められた俺達の愛


男たちが崇拝した彼女

その魔法のような魅力で

(飽きたのは俺の方だ)

全ての人を屈服させた

(あんたも知ってるじゃないか)

いつも取り替えるだけ

(そこをどけ、デニー!)

男たちも彼女を夢見た

(俺は金が必要なんだ)

でも誰も自分のものにできなかった

(彼女だってそれを望んでるさ)

あなたも同じよ

(デニー)

♪♪♪


シッ!

あ〜、そこにいらっしゃるとも知らず。私が驚かせてしまったのなら謝ります。おい、デニー。ここも特に安全とは言えないな。ドウィンター夫人を俺たち2人が驚かせてしまったじゃないか。


声が聞こえたもので、ダンバース夫人。


紹介してくれないのか?


ジャック


なんだよ。


ジャック・ファベルさんです、奥様。ドウィンター夫人のいとこです。


ああ、初めまして。お茶でもいかがですか?


いやー、これは全くご親切な方だ。こういう場合はどうしたらいいのかな。こんなご招待はとてもじゃないがお断りできないさ。冗談だよ。冗談。


こんなに優しくて美しい淑女に、私のような男が近づく訳にはいきません。では、またお目にかかります。夫人。


気をつけてお帰り下さい、ジャック・ファベルさん。


あ!一つお願いしてもよろしいですか。今日私がここに来たことを夫人の胸にだけしまって頂けませんか。マキシムが私のことを嫌っているもので。それに優しくて可愛そうなデニーが私のせいで困ることになってはいけませんしね。


あ、ええ、もちろん。分かりました。

あのー。


仮装舞踏会でどんな衣装にするか、決定されましたか?


いいえ、まだです。だけど(あの人)


ご主人様はどんなものが良いとはおっしゃいませんでしたか?


ええ、全部私に任せると。


そうですか。でしたら私が一つ提案をさせて頂きます。


えっ?


初めてお屋敷においでになった日、階段でじっと見つめていらした絵は、ご主人様が一番お好きな絵です。


そうなんですか?


キャロリン・ドウィンター。ご主人様のおじい様の妹でいらっしゃいます。


ああ!あのドレス!マキシムが好きそうだわ!


びっくりさせて差し上げないと。最高の裁断師をお呼び致します。絵を見て全く同じように作れるように。


ありがとう、ダンバース夫人!本当にご親切だわ!それからこれは、2人だけの秘密にしましょうね。