



招待券を貰ったから観るみたいな
ゆるいモードでボーっと
ドギョム君も結局知らない人だし
誰にも特に思い入れなく見てたのに
不覚にも
2幕からだんだん物語に没入してしまい
素直に面白かったです、はい。
バイアス無く作品全体を鑑賞できたのがかえって良かったのか?
ドギョム君は普通に
若手のミュージカル俳優に見えました。
エクスカリバーは アーサーが心底情けないという 刷り込みで観てみたら…
私はそこまで感じなかったんです。ダメダメ感。
ドギョム君にはダメダメアーサーの姿に説得力があるわけですよ。等身大?
あなたには担いきれないほどの荷を負ったのね。しかも龍の炎というハンデまで背負って。それを凌駕するポテンシャルはあるにしても。
ただでさえ大変なのに、モルガナときたら、お酒に毒を入れるわ、魔術でランスロットを愛に溺れさせるわ、同情心に満ちた言葉で撹乱させるわ、攻撃の手を休めないのだから。
未熟なアーサーはそんな状況にあっても、情を交わしたギネビアとランスロットの命を奪う手前で踏み止まる。
ドギョムアーサーはこの時の龍の炎と戦う演技が、アイドルがそんな表情していいのかってくらい目を剥いて激しかった。
その他の場面でも、アーサーの内心の戦いがどれほど大きかったのか納得させてくれた。
主役はモルガナ/モーリンの歌うまペアか、はたまた女性客の心を鷲掴みにするランスロットか?との評判ではありましたが…
ドギョム君は若くて未熟なアーサーを自然に表現できてたので、彼なりの大きな内面の戦いを経て最後に岩に登るシーンは感動的だった。ちゃんと主役だった。
インターバルでの後ろ向きコメントにもかかわらず、そんなこんなで、終わってからの「良かった」発言に至ったのでありました。
割引率の写真があるのに、キャスボがない!
⚔️ 7月13日 2回目エクスカリバー。
カイ/ガンヒョンペアは高級ベッドの歌声。
安心して歌声に身を任せ、その中で感情表現を堪能できる心地よさよ。
この日は2回目であることに加え、レクチャーを受けた後での観覧なので、前日よりもう少し細かい部分まで味わうことができました。
モーリンがアーサーを取引で手に入れた理由
失敗したユーサー王の二の舞を演じることなく、国を救う運命の王になって欲しい。
モルガナはモーリンに「自分の息子が欲しいから(自分の息子を王位に付けたいから)アーサーを手に入れたのだろう、私なら本当のあなたの息子を産める」と迫る。しかしそれは思い違い。
モルガナがウーサー王に虐待されていたこと
結果的にウーサーの人物像
モルガナはサクソン族のウルフに、私生児がいたがすぐに死んでしまった。そのあとユーサー王は自分を虐待し追い出した、と語っていた。
ユーサー王は壁の龍の上に書かれた言葉の前半だけで勝利し支配できると思っていた、とも。つまり龍の炎だけで。民を恐怖で支配していたのだ。
モーリンと師弟関係にあった頃、モルガナは何歳くらいだったのか?幽閉される以前2人の間には師弟関係以上の何かがあったのか?
モルガナがモーリンと師弟関係にあったのは、まだ城にいてユーサーにひどく扱われていた頃。20年前のその頃、モルガナは何歳だったのか?血の誓いを交わすほどなので全くの子供ではなかっただろう。ひどい環境にあった思春期の少女が、ただひとり自分を受け入れてくれるモーリンに愛を感じる可能性はある。自分のすべてだったモーリン。しかしモーリン側はそういう気持ちは無かったのではないか。(と思ってました)
モーリンがモルガナを幽閉したのは彼女をユーサーから守るため、そして彼女が龍の炎で破滅しないため。(しかしソン・ジュノさんはモルガナを愛し始めてしまった自分から彼女を遠ざける目的もあった、と言っていた)
良くも悪くもモルガナはユーサーに似ている気がする。ユーサーが他人の妻に執着したのと、彼女がモーリンに執着していること。その執着心はよく似ていないか?
そしてユーサーは龍の炎に焼き尽くされてしまい、モーリンは結局別の形で彼女の命を終わらせるしかなかった…
何回か出てくるモルガナの呪詛のシーンで、その時々、彼女はどんな魔術を使っていたのか?
アーサーが生きていた事を知り「父の罪」を歌うときは、自分の龍の炎を解放したと感じられた。それ以前はただひたすら愛しいモーリンに逢いたいだけだったから。
(追記) 城に戻り最初に魔術の道具を見つけた時は、モーリンの痕跡だと胸に抱くのみで使う考えは全く無いようだった。一転アーサーの生存を知るや否や道具を取り出し、妖しい材料を混ぜ始めたので、そこからも戦闘モードがオンになったのを知ることができる?
その後は、アーサーの炎を焚きつけていた?
ランスロットの恋心を煽っていたのもあるし…。
自殺しようとしたランスロットをギネビアが止めた時も、モルガナは熱心に祈っていた。いつもの黄色い円陣の中に差し入れた手の上には凶々しい赤い光が溜まっていて、まるでそれを育てるように力を込めた後、彼女はその光を空中へ放り上げる。すると周囲の木々や岩肌が一瞬赤く染まり、それを見た彼女はほくそ笑む。
その力を受けるかのように、二人は情を交わしてしまうんですよね。ランスロットはいったいどのへんからギネビアに落ちたのか、と最初疑問だったけど、黒魔術がアクセルを踏み込むように彼を突き動かしていたのか。
少し違和感を感じてたのだけど。今考えてみれば、自殺を選ぶなんてランスロットらしくないので、そんな選択をしたのも黒魔術の影響下だったんだ、きっと!
ランスロットというキャラクターの一貫性がよく整理できないと感じていたのは、逆に正しかったのかも。最初アーサーとギネビアを応援してるみたいなのに、自殺しようとするほど深みにはまっちゃうし。
いやー、黒魔術、思った以上に影響を与えてたのね。
王に忠誠を誓ってるのに、剣がなければお前なんかただの人だ!とディスったのは、身内の気安さなのか、黒魔術なのか、これは…愛のムチですかね?
彼の最後を思えば、根底にあるのは弟に対する愛、これが彼の真実の想いであることは間違いない。
父親は酒浸りで酔っ払っているか、酔いつぶれてその辺に転がっているかのどちらか。そんな夫に愛想を尽かした母親は父と自分を捨てて出て行ってしまった。父親に殴られているのを見たエクターが家に連れ帰ってくれて、その日からアーサーは俺の弟になった。ギネビアにこう話したランスロット。弟だから守るだけじゃなく、エクターに対する恩返しもあって2倍アーサーを守りたいのかなと感じた。
ガンスロットでツボった点を一つ。
お前のせいで父さんが死んだとなじられたギネビアが、うつむきながら一歩一歩、森の中を歩いているシーン。ランスロットが1歩下がって見守るように歩いているのだが、彼女の歩みをなぞるように同じタイミングで、同じ歩幅で足を運ぶランスロット。距離は保っているけれど、ギネビアの心に自分の心も沿わせているかのようで、ちょっとロマンチックだった。
⚔️ 7月14日 3回目エクスカリバー。
やってきました、ジュンス回。
ジュンス/ギジュンペア。
席は6列目かな?ど真ん中。苦しそうに歌うジュンスの顔も、大きく開ける口もよく見えました。そのせいか最初アーサーよりはジュンスに見えてしまったのも事実。どなたかガンヒョン君は楽々と声を出しているので、歌っているのかいないのか見分けがつかないと書かれていました。ジュンスに見慣れるとそう感じるのかと興味深かったのですが、ジュンスの歌う姿は独特ですね。
2回目のカイさんはストレートすぎる声に情緒が足りなく思えるので、ちょっと敬遠する俳優さんなんですが、感情表現も頑張っていまして大変面白く観覧しました。
で、最後にジュンスを見たら
「表現された感情」じゃなくて
「湧き上がる感情」と言うか
ナマな感じを受けたわけです。
最後の「ヒョーン!ミアネー」にもやられましたけど、岩山を登る姿が一番ボロボロで、足を踏み外したのはジュンスだけでしたね。なんかもう、ほんとに良かった。
エクスカリバーは面白い❗️
今回幸運だったのは観覧の順番。
ドギョム👍
カイ 👍👍
ジュンス👍👍👍
毎回すごく良かったんです。でもこれが逆だったら違っていたかもしれない。
ランスロットはオム様2回、ガンヒョン君1回だったので、当然…以下ノーコメント。
モーリンはジュノさんが好みです。ジュンヒョンさんは、昔モルガナに何かしたでしょ!って感じがするので、ちょっと違うと思います。ラドゥ大佐が思い出されて仕方なかった。
ギネビアは2人とも好きです。ただ組み合わせの問題かな。ドギョム君とソヒャンさんだと、どうしてもヌナっぽく見えるので…。カイ/ソヒャン、ドギョム/ギョンアが似合うんじゃないだろうか。ジュンスはどっちでもいけそう。
モルガナを忘れていた。2人とも上手いですが、ヨンスクさんの凶々しさは飛び抜けています。普段彼女のキンキン声は苦手だけど、モルガナにはぴったり。そしてデュエットでも合唱でもはっきり聞き取れる声。良いと思いました。
今回ジフンランスロットが見られなかったのが諦めきれず、そしてガンスロットをもう一回見たくて、予定外のソウル行きを追加してしまった。モルガナの黒魔術にかかったらしい。人によってはゾフィが肩を叩いて「冷静に〜♪」と言ってくれるらしいですが、私のところには来なかった。