(陰で見ていたシラノが見かねて慰めに来る。そして「まだ遅くない」と言って、自分がバルコニーの下に隠れてクリスチャンに愛の言葉を教えてやる。
すっかりへそを曲げて部屋に引きこもってしまっているロクサーヌ。シラノに教えられるとおりに熱い愛の言葉を投げかけるクリスチャン。その言葉に機嫌を直してバルコニーに姿を現すロクサーヌ。
「なぜ途切れ途切れなの?」言葉が続かなくなって、シラノが代わりにしゃべり始める。そして、クリスチャンと着ている帽子とマントを交換し彼女への愛を語り続けるシラノ。いつの間にか自分の思いを切実に告白していくシラノ。)
クリスチャン: 隊長
シラノ: まだ終わりじゃない。もう一回やってみるんだ。そこに立って。今度は言う通りにマネするんだぞ。
…ロクサーヌを呼べ。優しく。
ク: ロクサ〜ヌ
ロクサーヌ:呼ばないでください!
ク: ロクサーヌ!ロクサーヌ!
シ: 優しくだってば!
ロ: おかしくなったんですか⁈
シ: (クリスチャンのフリで) 私がどうして平静でいられましょうか。(クリスチャンに)良く聞けよ。「暗闇に遮られ見えないように」
ク: 暗闇にそのアタマを早く見せてくれ
シ: アタマ!「私の魂はズタズタ(カリガリ)に引き裂かれ」」
ク: 私の魂はクチバシ(アガリ)が裂かれました。
シ: 「君に向かう私の気持ちは」
ク: えっ?
シ: 「子供っぽい(チョロムヌン)恋人のようだ」
ク: 髪の毛のない(トロムヌン)恋人のようだ!
ロ: …私のことをからかっているんですか?
ク: 私の不安な魂をゆりかごとし、揺れ動く愛をどうか分かってください。ヘラクレスのような愛はプライドと猜疑心は2匹の蛇の髪の毛を掴んで…
シ: やめろ!こっちへ来い!
ク:いや、あの流れ星が…
シ: 流れ星が暗闇を突き抜けて輝く場所を探すかのように、私の不器用な言葉も暗闇を手探りしてあなたのもとへ向かっていきます。
ロ: 突然言葉がはっきり聞こえます。
シ: ああ…言葉が暗闇に適応したようです
ロ: 気まぐれな言葉ですね。
シ: ロクサーヌ。私は今初めてあなたに話しかけている気分です。始めからやり直しますから、聞いてください。私の魂の告白を…
ロクサーヌ: それでは降りて…
シラノ: いやいや、そこで聞いてください。
どんなに素敵なことでしょうか。こんな暗闇の中で、互いの姿をひたすら思い描くなんて。
ロ: でも、あなたの言葉は、なぜ悲しみが溢れているのでしょう。
シ: それは私の言葉が妙な技を弄してもしかすると他の色を出すのではないかと思って。ロクサーヌ、私は本当にとても震えています。私が他の花と共にあなたに捧げる言葉たちが、花束のようにしおれてしまわないか。とても怖いです。ですから束にせず、ただそのままを伝えます。
ロ: どんな言葉でも嬉しいです。あなたの本心でさえあれば。
♪♪♪
僕の天使 僕の夢 僕の命の源のような君よ
♪ Love is Here at Last(邦題:これが恋)
그 목소리 뭔가 새로워요
その声 何か新しい
내 마음을 뜨거운 강물처럼 감싸주네요
私の心を 熱い川のように包んでくれる
숨이 막힐 듯 떨려 와요
息が詰まりそうに 震えてくる
내 모든걸 꿰뚫어 보는 듯한
私のすべてを見抜くような
당신의 말
あなたの言葉
어쩐지 익숙한 건 기분탓일까
何となく 馴染みがあるのは気のせいかしら
다정하고 따뜻한 느낌
優しくて暖かい感じ
왜 몰랐던 걸까
なぜ分からなかったのか
이토록 진실한 그댈
これほど真実なあなたを
숨쉬는 공기마저 달라졌어
呼吸する空気さえ 変わってしまった
잠들어 있던 나의 삶에 눈을 뜨게 한 설레임
眠っていた私の人生に目覚めさせたときめき
이제야 찾아왔네요
ようやく やって来たのね
나의 사랑이
私の愛が
더 이상 두렵지 않아
もう怖くない
다가올 미래를 알 순 없지만
近づいてくる未来は分からないけど
그대로 완벽할 거야
このまま完璧なことでしょう
함께 있다면 모든게 아름다워
一緒にいれば すべてが美しい
이제서야 깨어난 내 소중한 사랑
今やっと覚めた私の大切な愛
날 보며 눈부시게 인사하네
私を見て まぶしくあいさつするわ
시간이 이대로 영원히 멈춰준다면 좋겠어
時間がこのまま永遠に止まったらいいのに
난 다시 태어난 거야
私は生まれ変わったの
내게 와준 사랑
私に来てくれた愛
(クリスチャンをバルコニーに送り出すシラノ。熱い抱擁を交わす2人の姿を下から切なげに見つめるシラノ。)
♪ My Word Upon His Lips
(邦題:俺の言葉で口づけを)
그 키스 내 입술로 맺어진 열매를
そのキス 私の唇で結ばれた実を
왜 나는 누릴 수 없나
どうして私は享受できないのか
패배뿐인 승리인가
敗北に過ぎない勝利なのか
내게 허락된 것은 쓰디쓴 잔 공허한 축배
私に許されたのは 苦い盃 空虚な祝杯
사랑이란 짐승은 나를 조롱하고 비웃나
愛という獣は 私を嘲弄して嘲笑うのか
잔인한 영광이로다 내 말을 품은 입술에
残忍な光栄だ 私の言葉をのせた唇に
나의 그녀가 입맞출 때
私の彼女が 口付けする時
ヒョンギュンシラノが歌う"これが恋"