輝いてるじゃないか エバ・ホープ 〜 ホープ | 韓国ミュージカルを 訳しまくるブログ

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韓国ミュージカル
想像と創造だらけの翻訳
(注意: 目標はネタバレ100%)
近頃はメモ付き写真アルバムとしても使用中。

(原告はベルトが当時原稿を保存するために最善の選択としてマリーに預けたに過ぎないと主張する。
 
収容所の記憶で混乱しているホープ。おじさんたちが死んだのはドイツ人のせいだと訴える。
 
質問とは噛み合わない言動を繰り返すホープに苛立つ原告。
 
聞きたいことばかりを質問せずに、話している言葉を聞いてやれと言うK。)
 
(質問に答えていくと、原稿が自分の物でないと明らかになるのが怖いのではないか。あるいは自分自身が悟ってしまうことを、と言う陪審員。
 
原稿を読んだことがあるのかと尋ねる。内容も価値も知らずに、話題になりたくてやっているのか。原稿と自分自身に申し訳なく思えと強く言う。)
 
(収容所ではなく法廷にいるのだから、ちゃんと質問に答えろと促すK。)
 
(マリーが原稿の価値を知り、お金のためにベルトに返すのを拒んだのではないかと問う原告。約束を守らなかったのはベルトだとホープは答える。)
 
 

♪♪♪
友よ
君が書いた文章の中で
僕は生きていた
あの頃の君は 僕の人生だった
あの文章の中で
1日でも長く生きていたかったのに
虚しい夢から覚めたくなかったのに
戦争が起こった
通りに積み重なる死体
墓場に変わり果てた病院
朝を目覚めさせる銃声
撃たれて死んだ僕の子供
 
我が友よ
僕が生きるのは 空虚な本の中の世界じゃない
僕が守るべきなのは
自分の命 僕の日常 僕の子供
 
我が友よ
本で銃弾は防げない
友よ さらば
♪♪♪
 
(マリーがベルトを探し出し、渋々出向いてくるベルトと駅で会う。
 
会いたかった、私はすっかり変わったでしょうと尋ねるマリーにベルトは答える。「全く変わっていない。世界はもう春なのに、君だけが冬を生きているかのようだ。」
「世の中も自分も変わったのだ。今の自分は、本ではなく自分の人生を守らなければならない。」)
 
(マリーと異なりホープは理解する。すべて無駄な事だったと。原稿をはたき落とすホープに、どこかへ行ってしまえと叫ぶマリー。ホープが戻るべき場所、家はマリーだったのに。)
 
(家に帰ろうと言うマリーにベルトは答える。私には妻がいる。生きる意味を失い線路に立つマリー。汽車が迫り、ベルトは仕方なく原稿を預ける事といつか迎えに来る事を約束する。)
 
(家であり神だった母を失ったホープ。帰る場所であり希望だったベルトを失ったマリー。ベルトの場所は自分の家族。)
 
(法廷で約束を破ったのはベルトだと興奮しているホープ。ベルトの遺言状が証拠として提出される。ヨゼフの遺稿を世に出したいと書かれている。マリーのことは何も書かれていない。)
 
 
(ベルトの死後、原稿は完全に自分の物になったと原稿さえあれば幸福なマリー。これが母さんの神なの?と尋ねるホープ。)

♪♪♪

これがあなたの神なら

どん底の汚いテントの

お金のない人間たちの

祈りを聞くべきよ

 

これが私たちの神なら

飢え死にする私を

凍えてくたくたの母さんを

見るべきよ

 

神なんてものがいるのなら

私たちを捨てちゃいけなかったのよ

〜〜〜

♪♪♪

 

(現実を、自分を見て欲しいホープの願いも虚しく、原稿と過去に固執するマリー。)

 

(薄汚いテントから救ってくれる人を待っていたある日、ホープはドイツからパレスチナに来たカデルに出会う。自分の家族を殺したドイツ人の銃を持ち、奪われる前に奪うのが世の中だと語る彼。自分が間違っているのではない。間違った世界に生まれてきたのだ。戻る場所が無いのは自分のせいでも、君のせいでもない。)

 

(ホープはカデルに原稿のことを話す。原稿を売って新しい生活を始めようと言うカデル。)

 

カデル: 怖いのはお母さんじゃなくて、君の方じゃないのか?

 
ホープ、考えてごらん
何も持っていなかった人生に
まぶしく輝く原稿が現れた
持っている君も輝いてるかのようだ
 
だから捨てられないんだろ
 
過去ホープ: まったく
 
だけどさ
僕には君のほうが ずっとまぶしい
世の中の何よりも 君の幸せを望んでる
ヨゼフより輝いているのは君なんだよ
 
重要なのはそんな原稿なんかじゃなく
君の人生だ
金さえあれば こんなどん底から抜け出せる
僕たち家に帰ろう
 
私たちの家?
 
僕たちみんな
 
本当にそうなるかしら
 
決まってるさ
 
 
古びた紙がお金に変わる時
古びた人生も新しくなるんだ
(新しい人生)
機会を掴むんだ きっと輝ける
(輝く人生)
人生が変わる瞬間 今を逃しちゃいけない
輝いているじゃないか エバ・ホープ
(愛される人間)
〜 〜 〜
輝いてるわ
 
古びた人生も新しくなるんだわ
機会を掴むんだ きっと輝ける
みんなが君を 愛するようになる
人生が変わる瞬間 今を逃しちゃいけない
 
輝いているじゃないか エバ・ホープ
(愛される人間 輝いてるわ エバ・ホープ)
輝いているじゃないか
〜 〜 〜
輝いてるわ
 
(マリーから原稿を奪うホープ。)
 
マリー: やめて!