[ものすご〜く鋭敏な人が聞いても
完璧に上手に歌っているのに
パクヒョシンさん本人はしきりに
ミスがあると考えるんです]
[2018.02.04
ソンウニ キムスギ オンニんちのラジオ
ゲスト:キムイナ]
パク・ヒョシンさんが今回すごく久しぶりにアルバムを出したので、どんな曲が発表されるのか凄く期待していたし、待ち焦がれていたそれだけ大きな愛を受けましたよね。
私たちの記憶の中にあるパク・ヒョシンさんとは、 唱法も若干変化もあって…ミュージカル活動もされて…それで余計に期待する訳なんですが。
パク・ヒョシンさんと作業すると、ちょっと、気難しい?鋭敏?完璧主義者だそうですね。
イナ) それはあの、ウソ隠しなく言ってしまいますけど、悪名高いですよ。
MC) 悪名高い?
イナ) 悪名高いですよ。
MC) どのくらい苦しめられたんですか?
イナ) こういう事なんです。ものすご〜く鋭敏な人が聞いても、完璧に上手に歌ったのに、本人はしきりにどこかにミスがあると感じる、そういう部分があるんです。完璧主義がちょっと…
MC) ご本人が自分で、もう一回、もう一回と?
イナ) 録音する時も、来てくれって言うから行ったんですけど、(ヒョシンの声真似)どうだった、ヌナ?って言うんですよ
MC) おお、声帯模写が上手ですね
イナ) いつの間にかこんなこともするようになりました(笑)
本当に冗談じゃなくて、さっきからずっとまるっきり同じように完璧にやってるよって言うと、あーそうかなって。それでまたやって、また聞くんですよ。どうだったーと。だから私が何言ったって関係ないじゃないって答えました。どっちにしたってもう一回やるんだから!
MC) (笑) 聞いてどうすんのよって?
イナ) そうそう!
MC) 答えたじゃないよ!どうせ自分で決めるんだから、聞く意味あるの⁈
そのたびによかったって答えてあげるんですか?
イナ) どうせやるんじゃないのとか言ってたんですけど、しまいには、よかったよー、完璧だーと言って。
彼が結局自分で判断しなきゃ済まない人じゃないですか。なのにキリがなく確認が必要な性格みたいです。自分に対して自ら確信を持たない、そんな面があるんです。
MC) そのせいで新曲が出るのにこんなに時間が長くかかるんでしょうかね。
イナ) それですよ!それが大きな理由ですよ。
MC) 作詞はどうなんですか?作詞は終わってから渡すじゃないですか。それに関しても?
イナ) それは…一緒にいないといけない人です。
MC) あー、話し合いながら?
イナ) そうです。
MC) この曲も多くの話し合いの末に出来上がったんですか?
イナ) それはあの、ちょっと、若干、そこまでやるかってくらいに…
MC) もう寝ようよ。ヒョシナ、寝ようよ。こんな感じ?
この曲を書くのにどれぐらいかかったんですか?
イナ) この人は基本的に歌詞ひとつを完成させるのに何日もかかるんです。
MC) 録音する時も?
イナ) 録音する時も長くかかるし、一つのテーマを考えつくまで、話し合おうと言うんですけど、それにも時間がかかるわけで、その次は1行1行…
MC) 1行1行⁈
イナ) 1行1行書くんですけど、その後は1行を書くたびに、ヌナじゃあ歌ってみるよって言って、なんとかかんとか〜と歌います。2番目ができると、ヌナじゃあ歌ってみるよ、最初からって。またもう一回歌います。
MC) これは大変だ、大変だよ。
イナ) 最初の頃は、うわラッキー、耳福だー、でしたけど。しまいには、このへんの間奏はスキップしてもいいのに…って。
MC) 間奏ジャンプしないの?間奏ジャンプしないと。しないの?ずっと聞いて…。
イナ) そこまでやって…。だからこそパクヒョシンがパクヒョシンである訳ですよね。
例えば、ある歌手は予想とは違ってある部分に不足があったら、それもまた個性として昇華させるんですよ。
でも、ヒョシンさんみたいな人は、そういうスタイルのアーティストじゃないから、自分がこれだ!と決めた青写真があるんです。それと何かひとつでも違うと自分が耐えられないスタイル。そういう面があるようです。
MC) こういうことですよ。周りの土を掘って建物を建てるんだけど、2年あれば建つだろうに10年経っても建物が建たない。あれ?どうして建たないの?またやるって、工事を。ええ?基礎を全部平らにならしたのに、やり直すんだって?何がいけないって言うのか、少しダメなところがあるって。やり直すって。
5年が過ぎて、また土を掘ってるじゃない!なんでまた掘るの? なんで?配管にほんの少し問題があるって。ええ?ただ外に出せばいいのに?ダメなんだって。何が何でも中に入れなきゃいけないんだって!
イナ) (ため息)
MC) XXさんのスタイルだったら、配管が…。ああ、外に出す件?いいよ、それで行こう!こんなスタイルでしょうに。
イナ) そうそう。