그 소년은 자장가에 잠이 드네
その少年は 子守唄で眠りにつくよ
숨결마다 고요하게 죽어가네
ひと息ごとに 静かに死んでいくよ…
動きの止まった舞台に突然響くのが赤ん坊の泣き声。するとグィンプレンがぱっと起き上がって姿を現します。
デアは雪の中でグィンプレンに救われたけど、グィンプレンもまたデアに救われたのだ、そんな想いがよぎりました。
成長した2人は公演で自分たちの物語を演じています。そこで歌われるのが「木の上の天使」で、こんな詩があります。
눈 속에 숨어있던 선물
雪の中に隠れていた贈り物
참 작고 여린 너
とても小さくて弱々しい君
참 밝고 따듯해
とても明るくて暖かい
凍え死にそうな雪の中、グィンプレンがウルススの小屋までたどり着けたのは、ほんの小さな赤ん坊だけど暖かいデアを胸に抱いていたから。お互いの暖かさがなければデアはもちろんグィンプレンも死んでいたのだなぁと、4回目の観劇でようやく実感したのでした。(そんなの最初っから分かってるという方、ご辛抱ください🙏。 訳した時も「暖かい」という言葉に少し引っかかっていたのに今頃自分なりの答えが出ました。)
最後のシーンを現実的に表現すると、グィンプレンは川に入って自殺します。自殺しようとする息子(同然の子)を、いくらなんだって黙って見送る親(同然の人)がいますか⁈ 天に昇る姿をどんなに美しく見せられたって要するに自殺なんだし。少し納得できない展開だと思っていました。
そこで!前述の雪のシーン。お互いがお互いの存在によって救われた2人。片方の命はもう片方の命に結びついている、そう思ったわけです。だから1人だけ生き残るのはありえないのかなと。くるくる回りながら天にのぼる2人を見ながら、そうね仕方ないのねと納得したのでありました。
細かいところまで理解した上で見ると、突然すぎる展開も以前ほどは違和感もなく、全体の流れを楽しめたし、ウルススが弱ったデアを膝の上に休ませながら歌う子守唄を聞いたらもう涙は止められないのでした。
良かったですシリーズ。
ヒョシン君は爆発的な歌声と感情。とにかく良かったです。
ガンヒョン君も安定して力強い歌声。元気でみずみずしい若者らしさが出ていて良かったです。
