第一幕の終幕と言っておいて、何でまだ駄文を垂れ流してんだよ! と思われる人が多いと思います。あれは音楽系の記事と、無意味なランキング競争に、一度幕を引いたと言う意味です。現実問題として、グーグルアース原口の記事で盛り上がってるレベルですから、あんなものに大した意味はありません。

よって三橋先生の受け売りや、誰かの意見に賛同するような内容は書きません。要するに、私が書く事が無くなるのが一番望ましい訳であります。




さて、TPPについて色々な意見が飛び交っているようですが、三橋先生とは違う視点から一言。

本当ならあそこにコメント投下するのが一番早いんですが、年頭にコメントはしないと宣言しましたので、ここで独り言を垂れ流します。独り言ですからコメントは不要で御座います。

そもそも論として、あそこで賛同コメントばかりするよりも、自分の考えを纏めてブログなどで公開する方が、遥かに多面的な考察が出来ると思ってます。




・・・では本題です。


TPPの「メリット」は何なのか?
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-11466649991.html


結論はデメリットばかりでメリットが無いから、こんなもの交渉すらする価値は無い、との事です。これはニコニコ動画のコメントレベルまで浸透している内容で、推進派には何度もぶつけている疑問です。

それでもヤツラが黙らないのは、最近書いた比較優位の条件を崇拝しているからです。


チャロチャロさんが竹中平蔵に憤怒の業火を放ちました!
http://ameblo.jp/ziita1130/entry-11461806780.html


重複するので同じ事は書きませんが、自由貿易崇拝論者はあの条件を揃えていけば、世界全体が競い合う事になり、結果として全体として発展できると思い込んでいるんです。つまり参加するメリットを示せ、と言ったところで、参加する事がメリット、とオウム返しのように繰り返されるだけです。

中野先生が2年前に指摘していたように、これは序の口なんですね。TPPだけで終わらせるつもりがなく、世界全体をユーロにしようという思想が根底にあります。ユーロの失敗は欧州に限定したからであって、地球規模でやらなかったから、と思っている筈です。ここでも、突破口、起爆剤、などの言葉が使われる理由も説明出来ます。そう考えないと説明が付かないんですね。

直近では米韓FTAという壮大な実験の被害者となった、世界最高の低脳民族がいますが、アレを見ても推進するという事は、世界全体でやらないからだ、と思ってるからでしょう。

あの愚図どもの根底にあるリカードモデルは、意外と研究されているようで、資本・資源の移動の自由が在る中でも成立する、多国間でも成立する、など言われているようです。

単純な構図にすると、経済的に地球市民にしたい連中、イデオロギー的に地球市民にしたい連中、コイツラの利害が一致してしまっており、非常にメンドクサイ状況なんです。産経から朝日までTPP推進をしている現象も、これで説明可能です。


私が言いたい事は 「 TPPのメリットを示せ 」 では、あの連中は黙りませんので、


1. TPPだけではユーロと同じ結果になります
2. どうせやるなら世界全体でやりましょう
3. それを世界各国全てが受け入れるなら、検討する価値はありましょう


結論 : 従ってTPPはグレートリセットして、世界全体の枠組みで、自由貿易協定を考えましょう


これを言った人は、今の所いなそうなので、最後の文言でTPP自体は潰せると思います。

以上