出る量もかなり多いので、外出時には濡れても目立たないようグレーやベージュの服を避けるとか、マスクの中で鼻の穴にティッシュペーパーを詰めるなど涙ぐましい努力を続けているのだが、この現象が起こるのは食事中に留まらず、レモンを見たとき、梅干しを見たとき、グルメ番組を観たとき、歯みがきをしているときなど多岐に渡るため始末が悪い。
いつ訪れるとも限らない不意打ちに備えて、夏休みは「ダンディに鼻水を拭う大人の仕草」について自由研究に取り組むべきなのだろうか(三男はかつて、「ぼくはなぜ宿題をしたくないのか」という自由研究で賞を取ったことがある)。
今日は倉吉市のシネマエポックで話題の映画「Michael」を観賞。
公開から1ヶ月以上経過しているからか約100席ほどのコンパクトなスクリーンに2割くらいしか客は入っておらず、4列目センターという良席を確保してパンフレットをめくりながら上映を待つ。
映画好きであるが、それと同じくらい映画館で映画を観るという行為自体が好きなので、この時点で既に満足度が高い。
「Michael」は、物語に深みがあるとかそういう感じではないのだが、光の部分と影の部分が分かりやすく描かれていて、良くも悪くも最近の米映画的な作りの作品。劇中、知っている曲がいくつも流れるので、「Off the wall」や「Thriller」を聴いて育った同世代か少し上の世代の人なら、お行儀よく座って観ているのが辛くなったと思う。
特に、有名な1983年モータウン25周年記念コンサートでの「ビリージーン」の再現度は素晴らしかった。MJファンでなくとも必見。
昔、付き合いのあった別の劇場の支配人から仕入れた情報によると、映画のチケット代は概ね劇場6、配給元4の割合で分配され、いわゆるフィルムの借り上げ料とか上映料といった類の上納金は一切無いとのこと。
自分の知らない業界の裏事情を聞くのが好きなので、「上映作品はどうやって絞り込む」とか「販促グッズ(ポップやポスター)は有料か無料か」など、ここぞとばかりに質問を飛ばし、最後に、
「支配人の好きな映画は何か」
と尋ねたら、
「ドラえもん」
と予想外の返事が返ってきたからオレは悶絶。
声をうわずらせながら、
「1作目の『のび太の恐竜』から『のび太と鉄人兵団』までの初期7作品は、まさに神セブンと言っていい面白さですよね!」
と熱く語りかけると、
「いやー、ドラえもんは内容もさることながら、子どもとセットで親も連れてきてくれるから大好き」
だって。
やめちまえ、劇場の支配人なんて。どうせいつもガラガラなんだから。
と思ったが、彼の劇場はあのコロナ禍も乗り越えてしぶとく営業を続け、現在は「ちいかわ」と「スーパーマリオギャラクシー」を絶賛上映中。当時からチョイスに全くブレがない。
先週末は妻、三男、帰省中の娘を連れてキス釣りへ(オレは娘専属のエサ付け針外し係として参戦)。
今年も鳥取の海は気前よく60匹の分け前をくれたので、1時間少々でそそくさと退散する。
炎天の中、もう体力の限界。


