1台目で火を焚き、熾火になったら隣の焚き火台へ移してサンマを焼こうという寸法だ。
はじめは映えを狙って黒七輪でも出そうと思ったのだが、それだと1度に焼ける本数が少ないので、効率重視で焚き火台2台態勢にした。
でも本当に効率を重視するならそもそも火を焚く必要もなかったと思うので、浪漫を優先して七輪を出すべきだったと反省。
明日もう1度買ってこようかなぁ。
ちなみに今回使った薪は、今年のGWに裏山の雑木を伐採した際ストックしておいたもの。
紅葉樹の堅木は通常2年程度の乾燥期間が必要なのだが、密度の低い雑木は3ヶ月も乾かせば薪として使えるので、今回のようにすぐ熾火が欲しい時には使い勝手がよかった。
火持ちは悪いが、サンマくらい焼けるでしょう。
魚を焼く際のガス火と熾火の違いは明瞭で、遠火の熾火でじっくり焼けば、魚体の水分が適度に抜けて味が締まる。
熾に落ちた油が煙となり、風味が増すのも魅力的だ。
一方ガスコンロの魚焼きグリルは、上火で焼けるのがよいところ。煙のにおいを付けたくない人や食材には、こちらの方がおすすめ。
ただプロパンガスは燃焼時に水蒸気を発生させるので、香ばしい風味は付きにくい。
どこのご家庭にも焚き火台や七輪の一つや二つ転がっていると思うので、興味のある方はぜひ食べ比べを。
無心で魚を焼いていると、隣家の幼なじみM君が登場。
「大丈夫か?」
と心配そうに声をかけられる。
どうやらオレが休職中であることを知っている模様。
M君の娘婿が役所の担当課の職員なので、それはある程度想定していた。
問題は病名まで耳に入っているのかどうか。
「うん、まあぼちぼちだ」
と答えて探りを入れる。
もう、病気を父親に伝えた時点でひた隠しにする理由は無くなっているのだが、田舎の濃すぎるコミュニティの一員なので騒ぎを大きくしたくない気持ちが強いのだ。
「メンタルで休んでるんじゃないよ」
「健診の時に指摘があって」
など、核心を適当にぼかしながら会話を進める。
今から思うと突然頭が禿げている時点で違和感しか無かったと思うが、気を遣って最後までオレのおとぼけに付き合ってくれたM君に感謝。
そうこうしているうちに、サンマも焼き上がる。
付け合わせのネギと共に。
写真は撮れなかったが、今日はM君の他に穴熊も来訪。
オレの存在に全く気付かず、目の前をゆっくりと横切って行った。
三男によると、先週は真っ昼間にニホンザルの親子が前の道を歩いていたとのこと。
我が家周辺は野生動物との共有ゾーンである可能性が高まる。

