昨晩から続く雨模様。
朝になっても降ったり止んだり、止んだり降ったり。

勤務先の保育園は悪天候を見越して、昨日のうちに近くの体育館へ運動会の会場を変更したとのこと。
決断の速さはA園長の持ち味。うかうかしていると置いていかれるので気が抜けない。

体調が回復していたので子どもたちの元気な姿を見に行きたい衝動に駆られるが、思い直して踏みとどまった。
敢えてこんな日に顔を出し、会場をざわつかせる必要はないだろう。
それに、もしもオレが行くことで子どもたちの集中が削がれ、練習の成果が発揮できなかったら担任さんに合わせる顔がない。

まあ3ヶ月も休んでいるので、忘れ去られている可能性も大いにあるけれど。


今日は妻を誘って、県中部にある旧国鉄倉吉線の廃線跡を見に行く。
昭和60年に廃止された線路が現在もそのまま残っており、一部マニアの間では密かな人気スポットになっているそうだ。
すごく鉄道マニアってわけではないのだが、沼にはまらない程度には鉄道好きなので前から行ってみたいと思っていた。

午前11時、倉吉線鉄道記念館着。
管理者は常駐しておらず、照明のオンオフは来館者が行うという変わったシステム。

すでに先客が2組あったので、オレたちは順路の反対側から見て回った。
展示は写真がメインで資料的なものは少なかったが、こぢんまりとした館内にはそぐわないディーゼル車両が鎮座しており気分が上がる。

屋外には、当時倉吉線の客車を牽引していたC11型蒸気機関車も展示されていた。

こちらはクラウドファンディングで資金を集め、令和6年3月に修復作業が完了したばかりの車両とのこと。



雨が降り止まぬので、廃線見学は後回しにして近くで昼食を摂ることにする。

行ったのは「扇雀食堂」という老舗町中華のお店。

実はここのメニューの中に明石焼きがあることを知っていて、一度行ってみたいと思っていたのだ。


それと言うのも、明石焼きは学生時代に阪急梅田の地下街で、食べようとしたけれどお金が無くて諦めた因縁の一品。

「梅田の仇を倉吉で討つ」というほど大袈裟なものでもないが、クチコミで評判のちゃんぽんと合わせて1人前を注文した。



10分ほどで全ての料理がテーブルに並ぶ。


本来は一緒についてきたお出汁に浸して食べるもののようだが、ひとつ目は何もつけないでそのまま頬張った。

食感はふわトロで、茶碗蒸しのような優しい味わい。タコ以外の具材は入っていないので、タコの存在感がより際立っている。


続けて2つ目は指定どおり、お出汁に浸して食す。

ほのかに柚子の風味が漂う出汁は、あまり主張せず脇役に徹している。浸した玉を中で崩し、たっぷりと出汁を吸わせて食べるのが美味しかった。


三十余年ぶりの念願が果たせて満足。

15個¥650という価格も、今時かなり良心的だと思う。

このお店には他にも気になるメニューがいくつかあったので、いつかまた訪問しよう。



店を出て、車で「せきがね廃線跡観光案内所」という施設へ移動。

受付に座っていたおじさんに尋ねたところ、目的地付近には駐車場が無いので、ここから20分くらいかけて徒歩で行く必要があるそうだ。


外は相変わらずの雨降り。

午後には上がるという予報を信じて傘を持たずに来たので、車中での待機を余儀なくされる。

仕方なくカーナビをTVに切り替えると、ちょうど自民党の総裁選が始まったところ。

見るともなく見ていたのだが途中から目が離せなくなり、結局夕刻の決選投票まで見届けてしまった。


何しに1時間以上もかけてここまで来たのか分からなくなってしまったが、すっかり遅くなったので帰宅の途につく。

廃線はまたのお楽しみに取っておこう。



帰りの道中、寄り道した本屋で「チハヤリスタート!」(たけうちホロウ著/芳文社刊)①②巻、「本なら売るほど」(児島青著/KADOKAWA刊)①②巻、「3月のライオン」(羽海野チカ著/白泉社刊)⑱巻を購入。


来週から5度目の入院なので病院でゆっくり読もうと思っていたが、我慢できずその日のうちに5冊とも読み終えてしまう。