「多目的トイレ」の話題で思ひ当たること | 還暦を過ぎたトリトンのブログ

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でも新人類より年上で…
昭和30年代生まれの価値観にこだはります

 アンジャッシュ渡部建さんといふお笑ひタレントが不倫問題で活動自粛中ださうです。

 イケメンでグルメなど話題性に富み、群がる女性が数多居たさうです。稼ぎが大きい割に事後に1万円を礼に渡すのがセコいなどと、不倫がけしからんどうこうよりも、どちらかと言へば「羨ましい」ゆへの非難が多いやうですね。それにしても、くだんの女性が、お互ひ様の「秘め事」をリークした事の方に私は違和感を感じるのでございますが、皆様は如何でせう?

 

 

 さて六本木の「多目的トイレ」を悪用してゐたといふ話で、二つほど思ひ起こすことがございます。

 

 ブログのお友だち Colin さんからご紹介頂いた、ピロシキーズには私も好感を持つ者です。その動画の中でイタリアから来日したユリコタイガーといふ美女コスプレイヤーが、イタリアの恋愛事情に関する話を、ピロシキーズのお二人とコラボで鼎談する動画を観賞しました。

 その中で、ユリコタイガーさん曰く「イタリアにはラブホテルが無く、若い恋人同士は海岸や公園や路地を利用する場合が多い」…これには驚きました。同時に、もし渡辺建さんがイタリア人なら、今回の一件は「浮気」以外に非難されることも無かつたらうに、と感じます。

 

 今日は、私にしては珍しくゴシップをテーマに致しをりますが、しばし我慢のほど。

 

 実は、私もダウン症の長女とドライブする際には、サービスエリアで「多目的トイレ」を有り難く利用させて頂きます。

 20年ほど昔には「多目的トイレ」なるものはまだ珍しく、デパートへ行つた際に娘を独りで女子トイレへ行かせましたところ、彼女が着てゐた貴重な舶来ミッキーマウスのデニムジャケットをトイレ内に置き忘れてしまひました。後刻それに気づき、女子トイレ前へ戻つたものの、男の私が入る訳にゆきません。慌ててインフォメーションセンターへお願ひしましたが、時既に遅くジャケットは何者かに持ち去られた後でございました。

 

 そのやうな苦い経験から、爾後私は長女と共に男子トイレへ入る習慣がついたのです。

 でも現代は「多目的トイレ」といふ便利なものが出来、私もあの広い部屋で娘に用を足させ、つひでに私も小用を済ませることができるやうになりました。当初は「障碍者トイレ」といふ名称だつた筈ですが、いつの間にか「多目的」と銘打つて、例へば赤ちやんをお連れのお母さんも利用できるやうになつたのです。

 使用目的上、どうしても時間が長くなつてしまふせいで、私が娘を連れてトイレを出ますと、険しい目をした女性客や、管理者と思しき人物から睨みつけられる事がありました。今にして考へてみれば、もしかすると私は今回の渡部建さんと同じ疑ひ、いやそれより酷い小児性愛者の疑ひをかけられてゐたのだのだらうかと思ひ当たり、背筋が寒くなるのでございます。

 

 渡部建さんの利用法が世間にこれだけ広まつた今、何かしら誤解を招きかねない「多目的トイレ」といふ名称は、もう替へた方が良いやも知れませんね。

 

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