歌舞伎、生でみたことある?
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私事になりますが、それがし40年前に卒業致しました甲南大学(神戸市)には、古く60年以上昔から「歌舞伎文楽研究部」といふ文化会所属の部(サークル)がございます。
毎年秋に催される大学祭(「摂津祭」と命名)の一環として「演劇祭」といふ催事がありますが、これに出演致しますのは、演劇部、能楽研究部、應援團、落語研究会および、くだんの歌舞伎文楽研究部でございました。現在、無念ながら應援團は部員不足の末、解散状態ではございますが、それ以外のサークルは今も「演劇祭」で日頃の稽古、鍛錬を発表致しをります。
甲南大学の学生には実家が舞踊家(日本舞踊)といふ人が建学当初から屢々在籍します。それゆへ、この歌舞伎文楽研究部は、設立当初から現在に至るまで、OBに連なるプロの舞踊家が実地で舞踊を教へてゐるのが、何よりの強みでございます。
そのプロの舞踊家で代表的な方は、藤間流関西の藤間豊宏さん(男性)、さつき流のさつき緑秀次さん(女性)両師匠。お二人共、甲南大学OB、OGであり、それがし個人的にもご厚誼頂きをります。
さつき緑秀次師匠は、大阪市西区新町で「新町源九郎」といふ割烹を経営されてをり、運が良ければ盃を傾けながら小唄や踊りのお稽古を脇で見ることができるといふ、大変粋なお店です。上品な雰囲気にも拘らずお値段もリーズナブルで、友人や目上の方をお連れしますと「お前、いい店知つてゐるなあ」と鼻が高くなります。
演劇祭では、歌舞伎などから抽出された見せ場を、学生が1時間を超ゑて芝居として上演してくれます。衣裳、化粧、音響も含め大変見応えがございますゆへ、関西在住の方々は今年の秋には是非お運び下さいませ。
さて、私の所属致しをりました應援團は、先述いたしましたやうに現在存在しませんが、再建を期して本アメブロに <甲南大學應援團OB会のブログ「雲外蒼天」>といふ、兄弟ブログがございますゆへ、併せてご交誼頂きますれば幸甚です。