先週お話ししましたカラスにまつわる一件の後に、さらに追ひ討ちをかけられる出来事がありました。
数日後「マンション敷地内で、カラスにエサを与へるのはやめませう」といふ通達が、玄関エントランスホールに貼り出されたのでございます。マンションの管理人が書いたのでありませう。
これは私にとりまして不当且つ不愉快なものでありましたが、抗議するのは見合はせました。もし私が、三つ百円の饂飩を未明にバルコニーへ置いたこと、それを心ないカラスに持ち去られたことを釈明すれば、多少の同情は受けられるでせうが、理解されるや否やは期待出来ません。それ以上に「トリトン家の者は阿呆である」といふ噂が広まるやもしれません。これは家長として、私の誇りが許さないのです。
かくて二次災害を受けた私ではありますが、三次災害は回避することが出来ました。
愛すべきブログ読者の皆様には、本通達が誤解に基づくものであると判つて頂けることと信じをります。
私にカラスを餌付けするやうな悪意があらうはずもございません。
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さて過日、本ブログで、ザ・デストロイヤー元選手の40年以上昔の試合写真を掲載して、このほどの叙勲をお祝ひ致したことがございます。
産経新聞では、今週の月曜日から今日まで(1月29日~2月2日)5回に亘り「話の肖像画」といふコラムで、デストロイヤーさんに対面取材をしております。
叙勲に関しては、明日ニューヨークで伝達式があるさうで、来日される訳ではないやうです。もし皇居に参内して直接天皇陛下から勲章を受けることになれば、陛下が「ザ・デストロイヤーのマスクを剥いだ唯一の日本人」になられたことでせう…… と氏は答ゑてをります。
初来日の頃の話を始め、力道山や馬場両選手とのエピソード、お笑ひTV番組で人気を博したこと、東日本大震災で被災地を訪れ、復興支援のためアメリカでチャリティイベントを開催したことなど、ファンならづとも興味深い話が語られてをります。
日本を深く愛してゐるといふ氏のメッセージが込められてをります。是非ご一読下さい。