2022年 W杯フィナーレ メッシは伝説に そして新しい時代へ | No Border 生きる。ベトナムで。

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4年半前、2018年のW杯を日本の実家で見ていた。

当時の主力はほぼいなくなり、新世代(久保、三苫など)の台頭で

惜しくもベスト8を逃したが、素晴らしい激闘だった。

 

しかし15年トップに君臨し続けてきたメッシは決勝戦で新時代の主役

エムバぺに主役を譲らなかった。引き離し、追いつかれ、引き離し、追いつかれ

一寸も見逃してはならない、メッシの最後のW杯の雄姿を必死に目に焼き付けた。

35歳というピークは過ぎているはずのメッシがバリバリピークど真ん中のエムバぺに

引導を渡さなかった。これは非常に示唆深いできごとだと思う。

 

普通新たな主役の登場でこのW杯は世代交代が一気に変わる(事実今後そうなるが)のが

決定的に証明されるのが予想された。だがメッシはそれをさせなかった。

ピークを越えても、身体、メンタル、技術、全てを極限まで研ぎ、現状の自分が可能な

最高のパフォーマンスを発揮することに重要性をことごとく思い知らされた。

 

見終わった後、叫ぶでもなく、そっと自宅の壁にかけてあった子供写真に一礼した(笑)

なにか感動とは異なる、神聖で満ち足りた気分が胸をおおった。

 

前回のW杯から自分の人生も大きく変わった。結婚し、子供が生まれ、事業も今のところ

好調を維持している。

 

3年半後(2026年)のW杯は、間違いなくエムバぺが主役になるだろう。

メッシはさすがに引退しているかもしれない。でもその時の流れが愛おしく美しく感じる。

 

2022年W杯を、メッシをリアルタイムで見られたことに心から感謝したい。

ありがとう。そしてまた明日が、今日が始まる。