強みに特化するということ | No Border 生きる。ベトナムで。

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自分は自分でしかない。 I'll be there.

最近思考していることの整理。

 

内容はシンプルで強みに特化することについて。

特化するために「ポジショニング」で差別化を図り、その時点で

強みが他を上回る、ことが理想。

 

どういうことかというと、例えばベトナムという国で外国企業が人材サービスをするとする。

その際、サービス提供社が日系の会社であれば顧客が日系会社がターゲットであればよいが

ベトナムローカル会社も含んだターゲットは難しくスケールしない

なぜならベトナムローカル会社が運営している人材サービスには

勝てない可能性が高い、からだ(市場の理解、ネットワーク、ローカルルールなど要因は様々)。

 

別の例。

ベトナムで野菜の産直直送サービスがあったとする。ベトナム系の会社がやるならまだしも

外国の会社がやってもスケールしない(小規模でやるならアリ)。

なぜならローカル農家さんとのコネクション、物流、販売など外国人よりも圧倒的に現地人の

ほうが利があるからだ。

 

別の例。

日本で、台湾人が「イタリアン レストラン」をやってもうまくいかない可能性が高い。

なぜなら「イタリアン」と聞いた時、イタリア人がやるほうがそれだけでブランド力が強いし

台湾人とのつながりが感じられないからだ。日本人(イタリアで修業した、とか)がやるなら

可能性はある。ただ、直接連想されにくい台湾人が日本でイタリアンレストランをやっても

ポジショニングが悪い。

※無論、もの凄く美味しく評判になれば話は変わる

 

現代ではポジショニングの時点で差別化を図り、強みを生かした状態で

挑まないと厳しい。なぜなら、資本力がある大企業が全てかっさらってしまうから。

 

ターゲットを絞ったうえでやるなら良いが、売り上げ天井があるため利益率を高めるか

「スケールしないことを決める」という前提の上で事業運営することが必要。

※良い悪いではなく、方向性、思想の問題

 

スケールしたいのであれば、資本力が高いか、圧倒的なポジショニングを取ったうえで

領域を絞った展開が必須だろう。