近親関係の強さが幸福への近道 | No Border 生きる。ベトナムで。

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自分は自分でしかない。 I'll be there.

ベトナムに住んで感じるのは「親、兄弟、親戚との距離が異様に近いこと」だ。

異様というのは「日本に比べて」という比較でベトナム人からすると

普通のことかもしれない。

 

日本は元々家族とのつながりがそこまで強くない(まあ家庭によると思うが)、

加えて独身者も増え「多様なコミュニティに属せばいい」という風潮がある。

 

ただ本当にそうか、と最近思う。

自分が所帯をもち、感じ方が変わり、ポジショントークだと言われるだろうが

個人的には「家族との距離は近いほうがいい」と思っている。

 

多様なコミュニティに属し、多くの人と薄い繋がりを持ち、なんとなく

孤独感は満たされても、本当に素の自分を打ち明ける存在ではない。

まあ日本では家族でさえも普段会ってなければ他人行儀になってしまう

こともある。

 

近い関係である家族や親戚は時にうざったいと思うが

何があっても味方になってくれる存在があるということは

代えようがない支えになる。

 

人は究極、どこまで自分のために頑張ってもどこかで息詰まると思う。

その後考えるのは、自分ではない、誰かのために生きることだ。

親近の人たちはその誰かになり得る(これは普段からの振る舞いや

接し方にもよる)。

 

現在自分は、言語もろくに理解しあえないベトナム人家族と濃密に

接しているが、時間が増えるほど日本の家族とは異なる強いつながりを

感じ、それがまた幸福につながっていると感じる。