30歳になった。
実感は全くないが、20代という「まだ子供っぽさがあってもいい」年齢から
大人の年代に入ったと言えるのだが20歳のときに想像していた30歳像とは
また違う気もしている。
10年前の20歳のときは大学2年生。なんとなく将来は何しようということしか
考えておらず同時に漠然とした不安もあった。
10年後の今、海外で働く機会に恵まれまた会社経営をする立場になっていることは
20歳時の自分には到底想像できなかった。
予定調和、という言葉は好きではない。
「なんとなく自分の将来像が見える」という人生は送りたくない。
10年後、5年後、3年後でさえどうなっているかわからない、そんな人生を送りたいと思っているから
将来の具体的な目標は立てていない。
30歳は日本で迎えた。ちょうど台湾での仕事を終えてから数ヶ月休んでいる。
こんな長期間休んでいるのは社会人になってからはじめてだが、自分のこと、家族のことを考える
良いきっかけになっている。
今、W杯が開催されていて久しぶりにじっくり家でテレビで観戦している。
自分と同年代の香川や乾、少し上の本田、長友などがベテランとしてチームを引っ張っているのを
みると時間の流れを感じる。4年後のW杯は同年代のサッカー選手は代表はおろか引退をしているかも
しれない年齢だ。
次の10年をどう生きるか、先に書いたように具体的な目標は立てない。
「常に挑戦、チャレンジ、目先の損得より面白くチャレンジできるほうを選ぶ」という方針に変わりはないが
あえて1つテーマを揚げるとしたら「自分を大事にする」ということだろうか。
20代は多少無理をしても「まあ、いっか。機会のためだ」と自己犠牲(とまではいかないが)に近いこともやってきた。
だがもっと自分を大事にして、結果的に周りの人にも好影響を与えれるようになればいいと思っている。
20代前半のような、猪突猛進のエネルギッシュさはなくなっているが(笑)、30代は30代らしく
楽観も悲観もなく、毎日を楽しんでいきたい。