メモ2 | No Border 生きる。ベトナムで。

No Border 生きる。ベトナムで。

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グローバル人材になるために欧米思考型になるべきか?

日本人: 暗黙の了解などハッキリ言葉にださないことがある。
遠回し、婉曲的な表現が多い。

欧米人: 白黒ハッキリ。ファクトとロジックで通す。

グローバル人材を目指すためには、欧米人のように
物事ハッキリしていた方が良いのか?
僕の答えは「No」である。
相手を説き伏せることと、相手を納得させることは違う。
前者はロジックで押し通された時に心中ではモヤモヤが
あるが止む無く従う場合、後者は自分で「なるほど」と
納得し、自ら動く場合。
欧米型思考では、前者の例が多いのではないかと思う。
それが通例になっているため別に気にしないかもしれないが。

僕は、日本人の婉曲的な表現はむしろグローバル化に伴い
世界が小さくなる中で重要になってくると考えている。
インターネットで何でも情報が得られる。
ファクトとロジックによるディスカッション術は訓練すれば誰でも
できるようになり(そのための情報も溢れている)、最後に人を動かすのは
emotionだと思う。すなわち、

人を動かす=ファクト+ロジック+"エモーション"

となる。

日本人は、相手の胸の内を気にして合わせようとする。
それは時に、曖昧さやスピード感の欠如を生むが、
繊細な気遣いの術を小さい頃から身につけている日本人は
エモーションを生み出す力が欧米人より大きいと考える。

グローバル化により、あらゆる文化が衝突する世界において
日本人はファクトとロジックを訓練で身につけ、持ち前の日本人的感性を
発揮すれば、世界でも通用すると思う。