諸葛孔明先生を人生の師と仰いで私淑（ししゅく）している諸葛丞相.comの玄子（げんし）です。
ネット用語や、ネット上で流行する言葉は
必ずしも現代用語だけとは限りません。
最近、中国の若者の間で流行しているネット用語は
三国志きっての凶漢・董卓が断末魔に放ったこの一言。
吾兒奉先何在？
↑吾：董卓
吾儿奉先何在？
↓児：奉先（呂布の字）
奉先は董卓の養子、義理の息子でした。
三国志最強と言われるほど強いので
董卓はすっごく頼りにしていたのですが
何かと色々
ありまして
国を救うべく命と人生を捧げた貂蝉の連環の計により
最期は呂布によってあの世へ送り出されるのですが・・・
董卓が最後に言った一言
吾兒奉先何在？
は一番笑える遺言として後世に笑われてきました。
が！最近になってなぜかこの遺言が中国のネット上で大人気
思いもよらず、孤立無援だった現実を思い知らされた時に
嘲笑と皮肉をこめて使うそうです・・・
どんな状態かといえば
精神的に董卓の最後のような状態
「ブルートゥスお前もか！」の中国語版？って気もしますが
董卓は「お前もか？」って確認する前に
助けてもらえると信じて疑わなかった呂布によって
なので、カエサルとはまたちょっと違うかも。
ってことで中国の若者は
窮地に陥った、孤立無援の現実に遭遇した時に
董卓になるそうです。
吾兒奉先何在？
ってことで！
三国志の英雄は今でも色々なところに出没致しますので
史書、演義の枠を超えて文化としてお楽しみください〜！
今日も最後までお付き合いいただき有り難うございました！
諸葛流文霊想作家・玄子（げんし）
＊文霊（あやだま）とは？
時代、時空、国境を越えて読む人の心を動かす力を持っている文字には霊（魂、精神）が宿っているという概念から生まれた玄子の造語です。
孔明先生に興味、好意、敬意のある人とのご縁に感謝