これからの三国志ファンは常識レベルで知っておきたい必須アイテム〜便宜十六策*察疑 第五〜 | 【諸葛孔明先生】って知ってる?

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孔明先生一筋34年の玄子(げんし)が「古代漢字✖︎剪字」で現代に甦らせる!孔明先生の文魂(あやだま)を受け取ってください!

諸葛孔明先生を人生の師と仰いでいる諸葛丞相.comの玄子(げんし)です。

 

孔明先生著「便宜十六策」の冒頭(原文)だけを紹介して

触り(要点)をお伝えしています。

 

これまでの内容は

治國・第一

君臣・第二

視聽・第三

納言・第四

 

今日の文霊はこちら

 

察疑・第五

察疑の政とは
朱色と紫色、
宮と商を区別するようなものである。
 
朱色と紫色の違いは言わずもがな。
宮と商とはなんぞや?と言えば
 
宮殿と商店の違い・・・ではありません真顔キラキラ
宮仕している人と、商人の違い・・・でもありませんニヤニヤキラキラ
 
ここで出てくるのは
古琴は三国志ファンなら必須アイテムって話です。
 
宮、商とは五音と呼ばれる、古代中国の音階、音調のこと。
五音とは
宮,商,角(jue),徵(zhi),羽
この五つの音。

 

ちなみに古琴は最初作られた当時(伝説の時代)は五弦でしたが、

その後、周の時代になってから

文王が第六弦を

武王が第七弦を加え以来、そのまま今日に至り

古琴の弦は全部で七弦あります。

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春秋戦国時代の古琴↑

 

ということで!

世の中には、本質は全く違うのに、

見た目は似ているものってよくあるので

 

しっかり自分の目と耳を使って考し、

怪しいものはしっかりと

分析して問を解くことの大事さを説いています。

 

そのためには何をどうすればいいのか?

何に注意すべきなのか?などを

身近な比喩を用いながら述べています。

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例えば、魚の目玉と真珠。

パッと見、似ているけど全然違う。

でも、そもそもその区別がつかなければ

魚の目を真珠だと思い込んで秘蔵物にしてしまうことも・・・

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↑お菓子のタイに見えるけど、陶芸作品なので食べられません照れ

 

こんな感じの例や、

本質を見抜けず命を落とした

春秋戦国時代の人たちの失敗談が

列挙されています。

 

本当に大事なことは

ネット情報や誰かの噂やレビューだけで決めつけずに

自分自身の目と耳でしっかりと確認して、判断して生きたいですね。

 

 

次回は

治人・第六の文霊をお届けします。

 

*文霊(あやだま)とは?
時代、時空、国境を越えて読む人の心を動かす力を持っている文字には霊(魂、精神)が宿っているという概念から生まれた玄子の造語です。