同じことでも言う人にとって心に響いたり、ムカついたりってことありませんか?
三国志作家の玄子(げんし)です。
今日は鶏と三国志に学びます
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鶏肋(けいろく・ji lei)って言葉、見聞きしたことありますか?
意味:大して役には立たないが、捨てるには惜しいもの。
三国志の時代に漢中で曹操軍と劉備軍が戦いました。
苦戦を強いられた曹操閣下は食事中も「撤退したいけど、、、でも、だが、しかし」と脳内会議を一人で黙々を続けていました。
その時に
「閣下、伝達事項はございませんか?」と部下が聞きにきましたが、それにさえ気付かなかった曹操閣下は
「鶏肋、鶏肋、、、」と呟くだけ。
「は?なんですか、それ?」って本人に直接聞くようなお馬鹿は曹操閣下に仕えてはいけません。
「鶏肋ってなんだべさ?」曹操閣下の真意を探るべく側近達が井戸端会議を始めると楊修って頭のいい人が
↑画像拝借したけど、、、なんか、、、長細い
ちゃんとご飯食べてる?

「鶏肋は捨てるには惜しいが、食べても腹の足しになる程肉があるわけじゃない。
早い話が、残念だが漢中から撤退するってこと!撤退準備始め!!!!!」
ってことで撤退の準備にとりかからせました。
それを見た曹操閣下は「誰が撤退しろと言った!軍規を乱すとは!!
來人,斬!!」

怒って楊修さんを処刑してしまいました。
で。ここまでの内容は普通に三国志。
本題はここから!
楊修さんは曹操閣下の真意を見抜くことに長けていたので危険視され、この鶏肋事件が引き金になったと言われていますが、、、
これが仮に曹操閣下が絶大な信頼を寄せていた
郭嘉殿だったら、どうでしょうか?
「さすがは奉孝!我が真意を見事に察してくれた!!!」と喜びそうな気がします。
才能だけだったら、郭嘉殿の穴を埋められたかもしれない楊修さんですが、存在的に違ったのです!
(郭嘉殿は赤壁の戦いよりも前に病死してしまいました
)

曹操閣下は「我が真意を理解しているのは奉孝だけだ!」と断言しています。
真意とは


ザックリ大きく2つ意味があるようですが、


この違いがあるように思いました。
曹操閣下が言わんとすることの言葉の真意を察知する楊修さんと、曹操閣下が(言わなくても)心意を理解する郭嘉殿。
この数値化できない君臣の相性って対人関係。
同じように気持ちを察してくれても、相手によって違って来るのが世の常、人の常。
どんなに素晴らしい言葉でも、相手との関係性によって素直に聞けることもあるし、反発してしまうこともあります。
そこでオススメなのが私淑!!!
大好きな三国志の英雄達の言葉なので、そりゃもう素直に聞けるのです!
周りに信頼できる人がいなくても、その周りだけが全てじゃない。
実際に直接会えなくても時空を超えて価値観と縁の合った三国志の英雄たち。
大好きな、大好きな三国志の英雄の言葉や生き方に何を感じて、自分にどう活かすか?
その視点で三国志の英雄達に謙虚に学ぶことで、人間捨てたもんじゃないなと思える気付き宝の山です。
ってことで。
三國志私淑生活、始めませんか?
今日も三國志に学ぶ私淑のご縁をありがとうございました。
玄子(げんし)