立春と曹操閣下の関係を知り「流石は閣下にございます」と心の中で叫んだ三国志作家の玄子(げんし)です。
むか〜し、昔の古代中国。
昨日に引き続き周王朝くらいから中国には立春に「打春」「鞭春」と呼ばれるイベントがあったそうな。
何をするんじゃ?といえば
土や紙で作った牛「春牛」を鞭を使って叩くという儀式を執り行うことで五穀豊穣を願ったんじゃとか。
鞭で叩くとはいえ、土とか紙で作った牛なので、その辺は牛への優しさなんでしょうね〜って軽く流そうとしたら・・・ダメあるね!
三国志ファンはここで流されずに立ち止まってください!
ポイントはここです、ここ!
この儀式、実は後漢末期までは本物の牛を使っていたんです!!
こんな感じで。(画像拝借しています)
その儀式を見て
農耕に欠かせない大事な牛を儀式のために痛めつけるなんて、、、百害あって一利なし!!ってやつじゃないか!
牛と農民の気持ちを一手に引き受けた人物がいました。
それこそが、そう!!!このお方!!
曹操閣下だったのです!!!!
鞭で打たれた牛は当然、怪我をするので回復するまで時間かかるので仕事に支障が出て、人々の暮らしも大変になります。
「この儀式、本当にここまでする必要があるのか?」と疑問を抱いた閣下は本物の牛を使うことを禁じ、紙で牛を作るように命令しました。
誰も反対しませんでした。
ってことは皆、大賛成ってことです。
ずっと何とかしたかった!って感じでしょうか?
以来、立春には紙や土で作られた牛が儀式で使われるようになったので、牛にも人にも肉体的、精神的、時間的なストレスがなくなり、ますます農耕に気合を入れて励めるようになりました。
めでたし、めでたしにございました〜。
ってお話でした。
これはあくまでも諸説の一つに過ぎないので信じるかどうかはあなた次第ってことですが、意味のない無駄な形式的なものを嫌う曹操閣下なら有り得る気がします。
周王朝から続く伝統行事に疑問を抱いて、無駄を省くけど儀式そのものは重んじる調和の取れた発想力と実行力。
曹操閣下ならお手の物ですなぜって、曹操閣下だから。って一言で十分でしょう
と言うことで。
今日は曹操閣下の発想力と実行力の凄さを改めて思い知らされ幸せを感じた立春となりました。
今日も三国志なご縁をありがとうございました!
玄子(げんし)