卓球ラケット破損事件 浙江日報が公式声明発表 | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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卓球世界ランク1位の中国代表・王楚欽選手が31日、卓球の男子シングルス2回戦で敗退するという結末に中国では衝撃が広がっています。王楚欽選手を巡っては、31日の混合ダブルスで金メダルを獲得後、記念撮影の際にカメラマンが殺到した際、ラケットを踏まれ破損するという事件が発生していました。



中国国内のネット上では、犯人探しが連日行われており犯人候補と思われるカメラマンがすでに特定され、個人情報などが拡散されています。中国メディア・江南都市報(8月1日)は、今回の出来事について事件の再発防止の観点からパリオリンピック委員会が調査を開始している子を報じています。また、事件当時の映像から王楚欽選手のラケットを踏み破損させたのが浙江日報のカメラマンだった可能性があると報じています。

ネット上で「戦犯」として名指しされた浙江日報は、公式声明を発表し「現在調査中でまだ事実として社のカメラマンが関与しているか不明」としています。中国のSNSではカメラマンの顔写真や氏名が拡散されており、誹謗中傷のコメントが大量に寄せられています。今回のオリンピックでは敗退した日本人選手への誹謗中傷も大きな問題となっており、改めてネット利用者のモラルが問われています。