ルイ・ヴィトンが中国で大炎上 きっかけは修理代? | 周来友 オフィシャルブログ

周来友 オフィシャルブログ

中国出身のジャーナリスト、タレント。
公式ホームページ:http://zhoulaiyou.jp

世界的ハイブランドのルイ・ヴィトンの修理対応を巡り、中国で大きな批判が寄せられています。中国メディア・北京青年網(6月13日)は、中国のネットユーザーがSNSに投稿したルイ・ヴィトンに関する不満に大きな反響が寄せられていると報じています。



このネットユーザーは、2019年にイタリアに旅行した際、1万元(約20万円)で同社のハンドバッグを購入したと言います。中国に帰国後、バッグの一部が壊れたため深圳市内のルイ・ヴィトン支店に修理を依頼すると2400元(約5万円)の修理代を請求されたのです。ところが修理依頼をしてから10ヶ月経過した現在まで、修理が終わることはなかったのです。

こうした中、最近この投稿者が再びヨーロッパを旅行していた際、現地の複数のルイ・ヴィトンの支店で修理の際の対応について尋ねたところ、全ての店舗で修理は原則無料で、これは世界の各支店でも同様の対応であることを説明されたと言うのです。

今回の一連の出来事は中国のSNSで大きな関心を呼び「このダブルスタンダードは中国人差別に違いない」「プラダやD&Gも中国人差別して炎上したばかりだ。ヴィトンも早く謝罪しなければ中国市場を失うことになる」などのコメントが寄せられています。

中国のルイ・ヴィトンのカスタマーサービスは今回の件についてメディアの取材に応じ、「商品の修理の際には購入明細を店舗に持参してもらい、どのような修理方法になるのか、費用が有料となるか無料となるのか、店舗の判断に任せている」としています。中国でも人気ブランドであるルイ・ヴィトン。今回の炎上はまだしばらく収まりそうにありません。