中国の動物園で虐待行為?パンダ犬を巡り賛否両論 | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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中国固有の動物として世界中で人気のジャイアントパンダ。各地の動物園では、パンダを一目見ようと連日多くの人が押しかける光景も見られています。動物園の運営にとっても、パンダの存在は非常に重要な要素となっています。


こうした中、中国江蘇省泰州市の動物園ではパンダ人気にあやかろうとして行った行為に賛否両論の声が寄せられる事態となっています。中国メディア・澎湃新聞(5月9日)は、泰州動物園で「パンダ犬」が観賞が出来ると宣伝していることを報じています。








実はこのパンダ犬、一見すると子供のパンダのように見えますが、実際には犬をパンダのように見せるため、犬の毛を白黒に染めただけのものだったのです。チャウチャウ犬をパンダの毛色に見せるため、白黒に染めていたのです。同動物園では、このパンダ犬を動物園の目玉にするべく、「パンダ犬との触れ合いイベント」などの有料イベントも企画していました。


中国のネット上では、「虐待ではないのか」「チャウチャウがかわいそう」「パンダがいるかのように勘違いしてしまう。詐欺ではないのか」などの意見も数多く寄せられています。今回の動物園の行為について、地元の市場監督管理局は、パンダと断定しておらず誇大広告には当たらず問題ないとしています。今回の動物園の行為、皆さんはどのように思いますか?