中国の高速道路で道路陥落 施工中から事故多発か | 周来友 オフィシャルブログ

周来友 オフィシャルブログ

中国出身のジャーナリスト、タレント。
公式ホームページ:http://zhoulaiyou.jp

今月1日未明、中国広東省梅州の高速道路の路面が18メートルに渡り崩れ落ちた事故で、これまでに24名の死亡が報じられています。複数の中国メディアは、道路の下が空洞化していた可能性を報じています。







中国メディア・第一財経(5月1日)は今回事故が発生した高速道路について、道路を建設中だった当時に同様の事故が発生していたと報じています。今回事故が発生した高速道路は2010年1月11日に建設が開始され、2014年12月31日に運営が始まりました。

建設費は約56億元(1012億円)で、道路のほとんどが地形が複雑な山間地帯で建設難度が非常に高く、道路全体の51%が橋とトンネルで占められていました。施工中には何度も落盤や土砂崩れ、漏水が発生していたとしています。

今回の事故について、道路開通からわずか10年で発生したこともあり、中国のネット上では「設計、工事、管理、全ての工程を厳しく調査するべき」「完成から10年でこんな事故が。施工にミスがあったとすれば人災だ」「建築の確認や許可をした行政の責任問題だ」などの声が寄せられています。施工中から幾度も発生していたという同様の事故。人災であったのか、今後詳しい調査が行われることになるでしょう。