前田敦子さんの中国進出について、一部メディアが報じてきました。中国で国民的超人気番組として知られている「乗風波浪的姐姐（浪姐）」のシーズン5に前田さんの出演の可能性があると、中国メディアで大きく報じられていたのです。こうした中、前田さんの出演が歴史問題を理由に取り消されていたことを中国メディアが報じています。
中国メディア・今日頭条（3月2日）は、前田さんの出演がメディアで取り沙汰された直後から、中国国内では前田さんが過去に出演したイベントなどを巡り、出演反対の声が多く寄せられていたと報じています。前田さんの出演を反対する理由に上げられていたのが、「靖国神社」と「自衛隊」に関するものでした。
前田さんはAKB48時代に、靖国神社が主催する「桜フェスティバル」に出演。また、自衛隊オフィシャルマガジン『MAMOR（マモル）』に過去、出演していました。中国ではこうした前田さんの過去のメディア出演を巡り、問題ありと判断されてしまったのです。
中国の番組側も今回の事態について、「視聴者の意見を慎重に受け止めている。出演者の身辺調査をしっかり行い、責任ある番組作りをしていく」と、前田さんの出演取り消しを認める声明を発表しています。
中国進出を目指す日本のタレントが増える中、こうした歴史問題を理由に中国での活動が難しくなる時代となっています。