日本で度々メディアを騒がす国会議員の「路チュー報道」や「不倫報道」。メディアでは下世話なスキャンダルとして報じられますが、台湾では国家的危機として報じられることが少なくありません。
香港メディア・東網(2月7日)は、台湾の諜報機関・国家安全局の幹部で少将の謝静華が既婚者であるにも関わらず、女性と「路チュー」をし、台湾メディアが大きく報じていることを伝えています。謝静華は数日前に友人と飲酒しその後、街中の広場で知人女性に介抱されていました。その際、相手女性が抵抗しているにも関わらず、無理矢理ディープキスをする様子が写真に撮られていました。
台湾では、諜報機関の幹部が女性にセクハラ行為を行った上、写真にまで撮られていたことについて政府や関係当局に厳しい調査や処分を求める声が高まっています。昨年には、与党・民進党の趙天麟立法委員（国会議員）が中国人女性との不倫が発覚したばかりでした。
周辺国からの圧力が強まる台湾では、他国によるいわゆる「ハニートラップ」への警戒が強まっている状況にあります。今回の事態を受け、国家安全局や総統府は調査を行うとしています。