今、日本の女子中学生や女子高生の間で爆発的な人気を誇っているアプリがあります。そのアプリとは、中国発のtiktokという名前のショート動画作成アプリ。皆さんもネット広告やテレビCMなどで耳にしたことがあるのではないでしょうか。
中国や日本だけでなく、アジア・アメリカ・ヨーロッパなど世界各地で若者から支持されているtiktokですが、最近その危険性が指摘され始めています。
全英児童虐待防止協会(通称NSPCC)によると、イギリスの児童4万人を対象に行った調査で、25%の児童がこれまでSNSや動画アプリで知らない人と交流したことがあると回答。さらに20人に1人が動画配信アプリなどを通じて、知らない人から洋服を脱ぐよう指示するメッセージを受け取ったことがあると答えました。
イギリスメディアは、各国の小児性愛者などがこのtiktokを使い児童との接触を図ろうとしているとして警鐘を鳴らしています。実際イギリスでは、すでに複数の学校が保護者に子供のtiktok使用を禁止するよう呼びかけており、tiktokに対する警戒感が強まっています。またアメリカでは、tiktokを使用していた児童が小児性愛者に誘拐されそうになった事件も昨年発生しました。
日本でも女子学生を中心にユーザーが急増しているtiktokですが、保護者や学校は単なる動画配信アプリとして看過するのではなく、小児性愛者などの犯罪者が児童との接触ツールとして利用していることを忘れてはいけません。