ちびまる子ちゃんがアジアに与えた影響 | 周来友 オフィシャルブログ

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中国出身のジャーナリスト、タレント。
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1986年にマンガの連載が始まり、その後アニメ化され、30年以上もの間、日本の国民的アニメとして愛されてきた『ちびまる子ちゃん』。今日、その作者である、さくらももこさんが53歳の若さでこの世を去ったいう悲しいニュースが伝わってきました。

実は今回の訃報は、日本だけでなく中国でも大きく報じられました。中華圏でも『ちびまる子ちゃん』は『小丸子』という名で、多くのファンを獲得してきたのでです。中国大手メディアや国営メディアの人民日報などが、速報という異例の形で彼女の訃報を報じたことからも、その注目の高さが伺えるでしょう。

《小丸子の名は中国人で知らない若者はいないだろう》

ちびまる子ちゃんは1994年に台湾で放送がスタートすると、その後中国本土や香港でも海賊版が出回り、その人気に火が付きました。では、中国人にとってちびまる子ちゃんとは一体どのような存在だったのでしょうか。

中国大手メディアの鳳凰網は、ちびまる子ちゃんについて次のように紹介しています。

「ちびまる子ちゃんは中国人にとって、とても素朴で太陽のような存在であり、健康的なその内容から、老若男女問わず楽しめるマンガでもあった。日本では1990年10月28日に最高視聴率が39%を記録したこともあり、まさに国民的アニメと言えるだろう。中国を始め、アジアの多くの国でも、放送されると子供たちのアイドル的存在となるほど人気を博した」

《中国でちびまる子ちゃんが広まり、日本に興味を持った中国人が大勢いる》

こうした中国メディアの報道に対し、ネットユーザーからも「ちびまる子ちゃんの影響で日本人の印象がとてもよくなり、日本の事が好きになった。本当に残念です」「小さい頃に家族とよく見ていた。このアニメを通して家庭の暖かさや、家族との何気ない日常の大切さを知った」など、さくらももこさんの死去を惜しむ声が非常に多く寄せられているのです。

静岡市にあるちびまる子ちゃんのテーマパーク、「ちびまる子ちゃんランド」には、オープン当初から中華圏を中心に多くのファンが訪れていると言います。近年、日本を訪れる中国の若者の中には、日本のアニメやドラマの影響で日本が好きになった人が大勢いますが、ちびまる子ちゃんもそうしたものの1つと言えるでしょう。国境を越え、アジア各国に積極的な影響を与えてきたちびまる子ちゃん。これからも世界中で愛され続けていくに違いありません。

さくらももこさんのご冥福をお祈りいたします。

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