スピード感をもって! | 元営業マンの古賀芳郎が語るお仕事とOFFのヒント



おはようございます!
歴史好き営業コンサルタントの古賀芳郎です。






最近、起業家とか、起業家の卵の人たちと
話をしていてちょっと気が付いた
ことがあります。




私の頭の中にある物事に取り組む時の目標
への到達期待時間・“スピード”と彼らの
考えているものが大きく違うのです。




今頃こんなことを云っていてはいけない
のですが、彼らは桁違いに“スピード”
が早いんですね。






これが、大手の会社にいては、実現でき
ない“自由なスピード”なんでしょうね。




それとともに、そんなスピード感を全く
想定もしていない自分を発見して、進化
している人たちの凄みを改めて感じる
次第です。



その反面、その“スピード”に“拙速”と
“軽薄”を感じている自分もいます。




これは、そのスピードについて行けない
私の“僻み”と“嫉妬”なのだと
思います。





改めて、、、


この“スピード”について少し考えて
みましょう。





いつもテレビ(すみません!私は毎日テレビ
ばかり観ています・笑)を観ていると、この
業界で売れて行くひと(タレントさん)が
現れたり消えたりしています。




この業界(人気商売)の厳しい現実が何気に
目の前で展開されているのです。





特別な世界のことと思いがちですが、これは
誰の人生でも起こっていることを凝縮して
見せてくれているような気がします。




以前とある師匠が“古賀さん、パンパン
パーンって行くんですよ。”と仕事の進め
方について指導頂いたことがありました。




準備ばかりに時間を費やし、少しも本番
に入って行こうとしない私に業を
煮やして言われたことですが、、、




仕事はスピード感を持ってドンドン
進めて行くものだと言われます。





私が仕事を“パンパンパーン”と進行
出来るとしたら、それは最初から最後

までシナリオを作っておいた時くらい
しかないような気がします。





今の時代の仕事の成功パターンはど
うもこのスピード感を持って進めて
行けたものに限られてくるようです。




この“パーン・・・”は誰でも出来
る訳ではないので、成功者は限られ
るのでしょうけど、どんなケースが
考えられるでしょうか。






①頭の回転が普通でなくて、一般人
の10倍くらいのスピードで最後
のシナリオまで準備できる



②準備はあらすじだけは考えてあるが、あ
とは出たとこ勝負で対応し、でもなぜ
かいつも上手く対応できる



③②とスタートは同じであるが、経験が
あって自分の中に対応パターンを持っ
ており、そのメニュの中で対応
が出来ている




④かなり前から時間をかけてシナリオ
を全部考えてあり、動き始めたら
どんどん行ける




以上のようなことでしょうけど、所謂
活動のレベルをどんどん上げて行くこと


が出来る若いころから仕事を形作って
行ける人は①か②のパターンでしょう。





しかし、これはなにもビジネスに限らず
スポーツ界でもどこでも同じかも
しれません。




もう一度眺めてみると、この中で人に
ものを教えることが出来るのは、どうも
③のパターンのようです。




大成功は①と②のパターンだと思いますが、
このふたりからは我々凡人はついて行け
なくて教わる事が出来ません。



④のパターンにも成功はあると思います
が、人にモノを教える人ではありません。




引き出しの存在を本人も認識していて、
必要な時に使える人が③のパターンの
人ですね。




①のひとはそもそも人を見下していますので、
人にものを教えるのに向いてません。



世の中の“先生”は②と③と④の人がいます。




問題を起こしているのは、②と④の人です。




②の人はある種“天才”です。皆に
リスペクトされたり、憧れられたりする
のですが、この人の持っているものは、
誰も学べません。





④のひとはそもそも自分のことで精一杯
で人のことまで気が回りません。この方から
学ぼうとすること自体に無理があります。





お叱りを受けるかもしれませんが、④タイプ
の“苦労人”のひとから意外に学ぶものは
ないと思います。






教えてもらうための“師”にするなら③、
憧れるなら②、いいお友達にするなら④で、
①の人には拍手を送りましょう・笑。







話を元に戻しましょう。




どのパターンにせよ、何度も行ったり来たり
せずにまっすぐに行くためには、やはり基礎の


勉強を間違えずにやっておく事が、その後の
進化パターン・新しい事態に対応していけ
る能力となるのではないかと思います。



出来る能力を身に着けてないのに、蛮勇をふ
るってチャレンジしても成功はおぼつか
ないことになります。



“バンジージャンプ”なら蛮勇だけでなん
とか出来ますが、ビジネスは禁物です。





と云う事で、まず自分が今必要としている
能力についてしっかり身に着けることが、
出来たら、あとは先へのチャレンジは
するべきですね。






“スピード”の話が出たところで、以前尊敬
する上司から聞いた話で、、、





『人生の中で、成功の金の矢は誰でも目の前を
飛んでいるが、要は、それ気がついて
掴むかどうかだ。』



『全力で走って来る幸運の神には前髪しかない、
気がついて掴もうとしても後ろ髪はないのだ。』




と云うのもあります。




とある師の曰く
“まずは踏み出してみましょう!”




“パンパンパーン!”

とね!




では、本日はここまで!