わが青春のアルカディア40周年で、続編のTVシリーズの無限軌道SSXも放映されましたが、残念ながらTVシリーズは映画版はおろか、旧TV宇宙海賊版よりも完成度で劣る具合になってしまいました。
当時、松本アニメブームが去っていた事に加え、『うる星やつら』などのSF作品が増えてきて、そういう作品類に視聴者の興味と関心が向かっていった事もあって、本作はさして有名では無く、放映短縮打ち切りになっただけではなく、TVハーロックほどの面白さも無かった事で、一部松本ファンには、黒歴史扱いもされているきらいもあるかもしれません。
しかし、そんな中でもCM宣伝がされて、グリコカプリコにSSXが使われたり、
バンダイプラモCMなども制作されました。
そのバンダイプラモCMですが、CM中にとある巨大モデルが使われていました。
そのモデルを知ったのはこの本
『講談社ヒットブックス⑳ ゴジラvsキングギドラー怪獣大全集ー』(1991年発売)からでした。
その本の後ろのモノクロページでは、東宝撮影所の、特殊美術倉庫探訪というページで、東宝映画に使われたミニチュアを保管していた特美倉庫の中の紹介をしていました。
そして見つけたもの
なんで東映制作アニメのアルカディアが、東宝の倉庫に?と思ったのですが
こう云う理由だったのでした。
ガンダムのプラモCMも、東宝で撮影していたと聞いたし、しかも、撮影はゴジラVSシリーズを手がけた故川北紘一特技監督によってというのを知ったのでした。
今から30年以上前の撮影なので、この模型も廃棄されたかもしれませんが・・・・・・・・。
2mという大きさは、舳先髑髏アルカディア号の中では、かなりのサイズだったと思えます。
SSXCMで、この舳先髑髏プラモ欲しいなあ・・・・・・と思っていたものの、入手出来ずに時は経ち・・・・・・・。
そして入手出来たのは、放映終了後の10年目の時でした・・・・・・・。
そういう巡り合わせを、ハーロックはしてくれたのかもしれないと思えるのでした。
これも、時の流れの中での出来事だと思えたし、それをこの舳先ドクロ版は、再販されなかった鋭角舳先アルカディアよりも、思い出深くしてくれたとも思えます。
再び、宇宙へ。
そういえば、松本零士は『モスラ対ゴジラ』のリバイバル上映(『ドラえもん のび太の恐竜』と同時上映)の時に、ゴジラを描き、実際、マツゴジとでもいえそうな、松本零士デザインのゴジラもあったので、全く関係ない訳では無いので、それを知ると、より感慨深くなりました。
という訳で、次回はゴジラ関係に戻ります。