廃止30年後の摩周丸 | zojurasのブログ

二ヶ月前の事になりますが、青函連絡船終航30年を記念して、函館にある青函連絡船記念館の摩周丸にも足を運びました。

 
青森の八甲田丸に比べて、あまり行く気になれないのは、展示内容が見劣りする以外に、もうちょっと市民にも親しみやすい場所にしているとは言い難いのもあったりするのですが、それでも30年前のあの時の気持ちを再び・・・という気持ちで行きました。
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摩周丸船長さんの講演。
 
この後に船内に。
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入口には、補助汽船のアンカーと、JRマーク、国鉄マークが。
 
国鉄マークの方が良い。
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出港時に打ち鳴らす銅鑼。
 
八甲田丸にもありました。
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入船した時に目にした北海道の木製見取り図。
 
遊び心が一杯の楽しいものでした。
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船橋内
 
右手前はソナーとレーダー。
 
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操舵輪
 
オートパイロット(自動航行)を本格的に採り入れはじめた船でもありました。
 
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因みに八甲田丸も、まだ活用されていた時の羊蹄丸も大雪丸も、この舵輪は固定されて動きませんでしたが、摩周丸は自由に動かす事が出来ます。
 
1/1000ペーパークラフト(13.2cm)との大きさ比較でお判りでしょうか?
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後ろには航海の安全を祈る神棚が。
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窓は工事で改変され、窓の外には貨物連絡船が入港していた旧有川桟橋も望めます。
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船橋から船首甲板を望む。
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大きなアンカー巻き取りチェーンが目立ちます。
 
函館から出港する時は、正面に函館山を望んだのでした。
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船橋後部から上部甲板を。
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八甲田丸に比べ、撤去したものが多く、ファンネル下の部分が広くなっていて、あんまし良い造りとは言い難い・・・・・・。
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右舷側と左舷側の甲板。
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バウスラスター操作盤
 
船首を振って、タグボートの接岸作業をスムーズにしたり、出港時に岸壁から離れるのに重要な役割を果たしました。
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摩周丸は八甲田丸のように車両甲板の見学は出来ませんが、代わりにモニターで、内部様子を見る事が出来ます。
 
これは車両甲板下の機関室。
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これはエンジン部。
 
マルチプルギアード方式と呼ばれ、これらのエンジンが四基有り、フルパワーの時には四つ全て可動させ、微速の時は一つだけ、更に万が一故障が起こっても、その機関部を停止させ、残りので動かすという事故を極力減らすシステムでした。
 
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同じく車両甲板部
 
船尾扉が見えます。
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摩周丸もいろいろ紹介。