『わが友わが青春』 演出 生頼昭憲  脚本  上原正三 | zojurasのブログ
宇宙海賊キャプテンハーロック40周年記念第30話
 

マゾーンに連れ去られたまゆを救出すべく、ユリシーズ星雲にやってきたアルカディア号は、度重なる敵戦で故障を生じてしまった。

 

ハーロックはやむなく、艦を海賊島にドッグ入りさせた・・・・・。

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アルカディア号は、補修に三日掛かる事で、アルカディア号は焦るかのように艦を震わせますが、ハーロックは中枢大コンピューターに、諭すように話すと、震えが収まりました。

 

その頃、マゾーンは姿を消してしまったアルカディア号を、血眼になって探していた・・・・・・。

 

女王ラフレシアの指令を受けた司令クレオは、大艦隊を投入して、ローラー作戦を展開した。アルカディア号を探し出す為に・・・・・。

 

しかし、移動装置を備えている海賊島は、巧みに小惑星群の中に紛れ込み、マゾーンレーダー網にキャッチされることはなかった・・・・・。

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そんな中、台羽正が古びた丸いひび割れた眼鏡を持ってきます。
 
正「トリさんがドッグの片隅で見つけたんです、これを見てオイオイ泣いてばかりで・・・・・・。」
ハーロック「これは・・・・・・この偉大なるアルカディア号を建造した我が友の物だ・・・・・・・!」
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感慨深げにその眼鏡を見つめるハーロックは、静かに自身の遠き日の青春の思い出を語ります。
 

かつて、ユリシーズ星雲の山羊の星で、ハーロックと共に行動する男が居ました。

 
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1人の丸眼鏡の胴長短足で、幅広い帽子を被り、マントを羽織った男。その男こそ、ハーロックの無二の親友である大山トチロー(CV:キートン山田)でした。
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絡んできた男にのされても、尚も挑みかかり、ハーロックと共に暴れ回っていたトチローでしたが、ある時、2人の前に1人の美しい女宇宙戦士が現れます。彼女の名はエメラーダ(CV:吉田理保子・・・ってこの頃は版権関係で、クイーンエメラルダスとは呼ばれず(ハーロックが秋田書店で、エメラルダスが講談社だったので)、声も田島令子ではなかった。因みに、吉田理保子はラジオドラマ999でメーテルも演じている)。地球政府に楯突く女としてその名が知れ渡っていました。
 
そして、彼女は、ハーロックとトチローの動向を見守っていました。
 
縛り首を逃れたハーロックは、親友の造った人工の海賊島に逃げ込んでいた・・・・・。
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エメラーダはハーロックとトチローに、地球政府に反抗した事で、罪人扱いされ、バッド惑星で強制労働に従事させられている人々の救出をハーロックとトチローに頼みますが、ハーロックとトチローは自分達の夢を追っていて、その時にはそれに構おうとはしませんでした。
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しかし、宇宙を自由に生きたい2人もまた、地球政府の横暴に巻き込まれるのでした。
 
ハーロックとトチローは、海賊島を脱出した。だが、整備不良の宇宙艇は宇宙の真ん中で、エンジンが焼き付いてしまったのである。
 
地球政府のバッド惑星総督のホラー(CV:緒方賢一)が指揮する巨大戦艦エベレストに拿捕され、ハーロックもトチローもバッド惑星鉱山送りになってしまいます。
 
バッド惑星では,良質の鉄鉱が採掘されていた。
地球政府は、政府の方針に批判する人々をこの鉱山に送り込み、ロボット代わりに働かせていた。
 
 
 
そんな2人の救出をエメラーダは行おうとします。人々は自分達を見捨てかけたハーロックとトチローに不信の目を持っていて、ホラーに靡く姿にもそんな不満を募らせるのですが、ハーロックとトチローが考え無しにそんな事をするはずは無いとエメラーダは踏んでいました。
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エメラーダの読みは当たり、ハーロックとトチローはホラーの力の根源であるエベレストに潜り込み、そこに爆弾を仕掛けることに成功します。そして、人夫達の暴動が始まり、ホラーはエベレストで鎮圧に乗り出しますが、ハーロック達の仕掛けた爆弾でエベレストもろとも爆死してしまい、バッド惑星は解放されました。
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そしてこの時の縁で、トチローはエメラーダと結ばれてまゆが産まれ、やがて3人はそれぞれ共通する夢に向かって邁進していくのでした・・・・・・・。
 
 
ハーロックは偉大な友の思い出を語り続ける。
 
アルカディア号建造に最後の命を燃やし尽くした大山トチロー。
 
そして、その恋人エメラーダとの思い出を。
 
宇宙海賊キャプテンハーロック
 
「アルカディア号建造秘話」をお楽しみに!