今度は10周年のオマケ2 アヴァン・ガメラ | zojurasのブログ

中古屋でコナミSFフィギュアコレクションのアヴァン・ガメラを見つけました。

 
『小さき勇者たち~GAMERA~』当時のガメラ玩具事情は、バンダイのソフビと怪獣超合金を除けば、ゴジラのミレニアムシリーズから怪獣グッズに参入したコナミのSFフィギュアコレクションと、劇場で売っているものだけという寂しい状況でした。
 
そうしたもので、トトとアヴァン・ガメラ、ジーダスもラインナップに入っていたと思えますが、アヴァン・ガメラとジーダスが立体化されて市販されたのは、確かこのシリーズだけだったと思います。
 
映画公開10周年で見つけたので、前回のシーン再現する意味で安売り購入。
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こちら
 
 
劇中ではナイトシーンの為に、どんな色かは判りませんでしたが、商品化されたらトトと同じく、茶色い体色のガメラでした。
 
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ベース付き
 
漁港のコンクリートのような感じのベースです。
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前後
 
トトどころか、G3版ガメラと比べても、荒々しいタッチが印象的です。
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全身像
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顔立ち。
 
右側が牙が折れてしまっており、左側は、瞼の上が出血していて痛々しい。
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劇中ではあまり映り込まないで、その全容がよく判らなかったアヴァン・ガメラですが、よくよくみると、かなり個性的なデザインです。それまではトトを単に厳つくしただけという印象だった訳ですが、現物を見てみると、トトに受け継がれるデザインだけではなく、G3のトラウマガメラのようにささくれ立った表皮に、昨年の『GAMERA』にも活かされたようなディティールとなっています。
 
またガメラが亀モチーフなのは云うまでも無いですが、歴代のガメラで一番現世の亀に近いのはどれか?といえば、このアヴァン・ガメラだと思えます。本物の亀はガメラのように歯や牙は生えておらず、鼻先が嘴状に伸びているのですが、アヴァン・ガメラはそういう亀の顔立ちに近いと思えるからです。
 
鼻先が伸びており、その後方奥に歯が生えているのは、亀よりはどちらかというと、トリケラトプスのような角竜や、イグアノドンのような白亜紀の草食性恐竜にも近い造りっぽいですが、歯が奥まって、鼻先より後ろなのは、ガメラを怪獣から現物の亀に近付けたデザインのように思えたのです。
 
GAMERAのは、アヴァン・ガメラやトトに、平成金子ガメラを合わせたような感じもしましたが、アヴァン・ガメラを見ていて、そう感じるようになりました。
 
そういう10周年のオマケのガメラですが、『シン・ゴジラ』の出来に絶望しちゃったので(庵野は云うまでも無いけど、樋口にも三部作や『GMK』で何学んだのか?と言いたなる・・・・・・・)、もしガメラを造るのなら、ちゃんと縫いぐるみで、それがダメでCGで動かすにしても、最低でもギャレス版位にはして欲しいと思えたのでした・・・・・・・。
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大怪獣ガメラ(アヴァン・ガメラ)
身長:35m 体長:55m 体重:1200t
1973年に人類を襲う凶悪な生命体であるギャオスの発生に呼応するかのように現れ、ギャオスと戦った正体不明の怪獣。口から吐く火球の威力は、一撃でギャオスを粉砕する程。
志摩半島がギャオスの襲撃を受けた際に、人々を守るかのようにギャオスと戦い、1体を倒したものの、残った3体の攻撃を受けて劣勢に陥ってしまったが、最後の手段である自爆によって3体のギャオスを葬り去った。
自爆の際に腹部の「炎」の字を思わせるような模様が発光したことが確認され、その破壊力は3匹のギャオスを巻き添えにしたのみならず、周辺の地形まで変えてしまう程強烈な威力を誇ったが、その際に赤い翡翠のような物質を多く周囲に飛散させ、ギャオス襲来後の被災地の真珠産業では、それらを名物に用いた事で復興にも大きく貢献したといわれる。
21世紀になってガメラと確認された「トト」と呼ばれる個体と形状、能力こそ類似しているものの、因果関係ははっきりとしておらず、飛行能力云々などガメラ特有の能力も持っていると思われるものの、不明点が多い。
なお、「アヴァン」とは「最初の」を意味し、自爆以降ギャオスの存在も公式に確認されなかった事から、志摩半島出現以前からずっとギャオスと激しい戦いを続けてきたらしく、右顎の牙が折れて紛失した他、体の各所にも歴戦で受けたとおぼしき傷が確認されており、ギャオスが現れて以降、その駆逐、掃討を行い続け、志摩に現れた時点で自身が既に疲弊の極みにあり、対するギャオスも残り4体だけになっていたと推察される。