いろいろなチョウの紹介をしましたが、今度は日本に分布するチョウ達のご紹介。
日本産アゲハチョウ類
アオスジアゲハ、ミカドアゲハ、キアゲハ、アゲハ(ナミアゲハ)といった種類が。
小さいのは春型、大きいのは夏型です。
ギフチョウ類。
ギフチョウとヒメギフチョウです。
これは北海道産亜種であるエゾヒメギフチョウLuehdorfia puziloi yessoensis 。
春の女神といわれるチョウですが、小さいのがちょっとネックか?
右下のは、要注意外来生物で問題視されているホソオチョウ。
ウスバシロチョウ(ウスバアゲハ)類
ヒメウスバシロチョウと、左上の日本では大雪山のみに生息している絶滅危惧種のウスバキチョウです。
これはウスバシロチョウ。
カラスアゲハ
春型と夏型の二種
こちらはミヤマカラスアゲハ
カラスアゲハよりも、翅の帯状模様が目立ちます。
ジャコウアゲハをはじめとしたアゲハ類。
ジャコウアゲハ、ベニモンアゲハ、オナガアゲハ、シロオビアゲハ、クロアゲハ、モンキアゲハ、ナガサキアゲハという残ったアゲハ類。
続いてシロチョウ類
代表種のモンシロチョウとスジグロシロチョウに、世界最大級のシロチョウで、鹿児島以南に住むツマベニチョウを収めたもの。
ツマキチョウやヒメシロチョウといった高山や北方系のシロチョウ類。
キタキチョウ、ミナミキチョウ、ヤマキチョウ、モンキチョウ、スジボソヤマキチョウという黄色いシロチョウ類。
モンキチョウ以外殆ど見ていません・・・・・・。
今度はタテハチョウ類
まずはヒョウモンチョウから
ヒョウモンチョウ類の収蔵。
ミドリヒョウモン、メスグロヒョウモン、ツマグロヒョウモンなどのヒョウモンチョウ。
中には絶滅危惧種入りしてしまったものも・・・。
南方系タテハチョウ類
アオタテハモドキ、タテハモドキ、イシガケチョウ、スミナガシ、ルリタテハ、コノハチョウといった種類。
樹液や腐った果実にもやってくる種です。
ポピュラーなタテハ類
シータテハ、エルタテハや、アカタテハ、ヒメアカタテハ、キベリタテハ、クジャクチョウ、サカハチョウといった種類ですが、クジャクチョウやエルタテハといった種から思えば、こちらは北方系タテハチョウ類だといえるかも?
キベリタテハはヒメオオクワガタを採りに行く途中で見かけて以降、それっきり見ていません・・・。
国蝶オオムラサキをはじめとした種類。
コムラサキ、フタオチョウ、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラがいます。
昔は日本最大のタテハチョウというと、オオムラサキイメージだったのですが・・・。
カバマダラ、スジグロカバマダラ、リュウキュウアサギマダラ、アサギマダラ、オオゴマダラ、ツマムラサキマダラといったマダラチョウ類。
マダラチョウ類はかつてはマダラチョウ科で、タテハチョウ科とは別に分けられていたのですが、現在はテングチョウやジャノメチョウも含めて全てタテハチョウ類に統一されてしまいました。
そして日本最大のオオゴマダラによって、オオムラサキは日本最大のタテハチョウの座も奪われてしまった訳なのです。
南方系タテハ類
リュウキュウムラサキ、メスアカムラサキなど。
ミスジチョウ類
コミスジ、ミスジチョウ、オオミスジ、オオイチモンジといったミスジチョウ類は、吸水はしていても、花の蜜や樹液に集まらないので、ミネラルだけで生きているのか?と思います。
ジャノメチョウ類
ジャノメチョウやヒメジャノメなどの種類
クモマベニヒカゲ
高山性のジャノメチョウです。
ベニヒカゲ類
ジャノメチョウなので、地味系ですが・・・
ウラナミジャノメ類や、コノマチョウ(木の間蝶)類。
右下のはテングチョウ類。
大型ジャノメチョウ類。
ヒカゲチョウ類に、キマダラヒカゲ類、日本最大のオオヒカゲといった種類。
シジミチョウ科
ゴイシシジミ、ウラギンシジミ、ルリシジミ、ツバメシジミ、アカシジミ、ムラサキツバメなどといった代表的なシジミチョウ類。
ミドリシジミ類。
森の妖精ともいわれる蝶です。
シジミチョウ類は小さいので、見つけるのが大変。
とにかくシジミも多い。
クロツバメシジミがこの箱の代表
高山性のアサマシジミやミヤマシジミ類。
ベニシジミというもっとも親しんだシジミと、アリの巣で幼虫が育つクロシジミも。
ミドリシジミもアカシジミも、ルリシジミも多いのなんの・・・
シジミの量と小ささは結構写しづらい。
最後にセセリチョウ科
ガにちょっと近い感じのセセリチョウは、ジャノメチョウと並んであまり人気の無いグループですが・・・・・・・。
バナナセセリやイチモンジセセリといった害虫で嫌われるセセリチョウ類。
アオバセセリ、ミヤマセセリ、チャバネセセリ、ダイミョウセセリなどの代表的なセセリチョウ類。
蝶の標本展示紹介はまだあります。