決まりごと材を丸のまま組むのも角材にして組むのも先人の知恵に学ぶで継承される。誤魔化しではない受け継がれた規矩術がある。規矩術は仏教の伝来とともに大陸より輸入され、建築の技法は飛鳥時代の法隆寺やその金堂内に安置それている玉虫厨子などの遺構により知り得る舞良戸(書院造りの建具)框の間に板を張り、その表面に「舞良子」を横、竪に入れた建具にあっても舞良子は奇数本入れるのが原則奇数本入れる理由は日本において奇数が縁起のいい数であることからになる。因みに中国においては偶数が縁起が数となる。広縁の板の枚数なども奇数が日本においては好まれる。