避けて通ってきた道だが(Fleischmann 434501: SBB Ae 3/6 I) | ツォイスの庭の飯太鼓

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欧州型HOゲージで遊んでいる話を中心にして何か呟いてみます

 皆さんこんにちは。

 

 花粉症がついに本格化してきましたが、いかがお過ごしでしょうか。

 

 私は抱えていた大物の仕事が2つほど一段落したのもつかの間、もう一発別の事務局仕事が火を噴き始め、「こりゃ定年までこの調子だな」、とBizReachのCMを見ながら諦め始めています。

 

 さて、下らない与太話はともかく、フライシュマン(Fleischmann)のAe 3/6 Iです。2011年に発売された新しい製品です。

 

 毎度おなじみ、渋谷(原宿?)のU-Train Annexで買ってきました。というか、買うつもりはなかったのですが、天賞堂で働いておられた某H氏が復帰しているのを見かけ、H氏の接客で買いたくなって買いました。

 

 フライシュマンといえば今はNゲージのブランドとして活躍しておりますが、かつてはH0ゲージの名門としてその名を轟かせていました。

 

 が、H0ゲージから撤退してNゲージ専門ブランドになるというアナウンス以来、私はこのフライシュマンを避けて通ってきました。理由は、「交換部品の供給が止まったらアウト」、だからです。

 

 

 フライシュマンもメルクリンと同じようなブリスターに入れていたのですね。

 

 

 箱から取り出してみました。台車はプラスチックですが、車体はヒンヤリとダイカストでできており高級感あります。

 

 Ae 3/6 Iはスイス国鉄が導入した平坦線向けの機関車で1921年から導入が始まった機関車です。この機関車は10700号機で、現在もSBB Histric機として動態保存されているようです。

 

 

 非公式側(?)です。スイスの古い電気機関車は左右非対称の意匠になっています。

 

 

 前面からの写真です。この時代の機関車に特有のボンネットがついていますね。

 

 

 新しいだけあって、ありがたいことに取扱説明書が残っています。フライシュマンといえばこのフォントですね。

 

 

 中古品を買ってやることは、まず整備であります。前のユーザの扱い方がわかりませんので、まずはギヤ・車軸への注油であります。

 

 伝統的なフライシュマンのモーターが出てきました。写真は割愛しましたが、このAe 3/6、ボデーを外す際、車体に取り付けられている手すりが引っかかるような構造になっており、慎重に進めないと手すりが崩壊するというなかなか初見殺しの構造になっています。整備性は悪いです。

 

 

 ギヤのあたりを見てみると…。べったりとグリスが付いています。

 

 

 説明書の1行目には"Geölt werden Motor und Getriebe..."(モーター、ギヤへは注油…)と書かれておりますので、グリスは間違いです。

 

 分からなくもないですが、、、何でもグリスを塗ればいいというものではありません。説明書がドイツ語でかかれていますんで、これは仕様がないですね。

 

 とりあえずメルクリンのオイルを垂らしておきます。

 

 

 何とかボデーを組み立て、次は車軸に注油です。メルクリンのオイルでもいいのですが、物凄く狭いのでKATOのユニクリーンオイルを注しておきます。