鉄道模型の修理 (Roco 67186: SBB Postgüterwagen Z2) | ツォイスの庭の飯太鼓

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欧州型HOゲージで遊んでいる話を中心にして何か呟いてみます

 皆さんこんにちは。

 

 寒波到来で、いよいよ冬も絶頂期に入ってきましたがいかがお過ごしでしょうか。

 

 私は担当している仕事も絶頂を迎え良くも悪くも働きすぎて副鼻腔炎をやってしまいました(初めて頭蓋骨のレントゲンを撮りました)。

 

 さて、為替も円安でユーロが渋い上に、このところ欧州型鉄道模型の中古市場も全くと言っていいほど放出がありません。ここまで渋い状況は久しぶりな気がします。一昨日、U-Trains Annexに行ってみましたが、棚がアッサリしていました…。

 

 途中、ダメ元で両国のたぶれっと(日本型メインだが時々良い在庫があったりする)にも行きましたが、外国型はアメリカ型があるだけで欧州型は全滅。

 

 あきらめて帰る途中スマホでMONTAの在庫を見ていた時に、見つけたのがこれです。

 

 

 電車に乗っていて秋葉原を過ぎたのですが、慌てて戻って買ってきました。

 

 スイスの郵便車(Postgüterwagen)のZ2です。当然、貨車なのですが時々客車列車に挟まれていたりする時もあるので、一両ほしいなとずっと思っていました。

 

 結構最近の製品で出来は良い(値段もそこそこよかった)のですが、中古の常として手すりが一本欠品でした。スイス型の客車など手すりが黄色なので結構目立つんですよね。

 

 

 せっかくなので、自作してみようかと思い立ちました。この世界、安く仕入れるのと引き換えにある程度は自分で頑張る必要がある気もしますので。

 

 自分で手すりとかパーツを真鍮や洋白を駆使して再生できれば、色々と世界も広がる気もしたというのも理由にあります。

 

 早速ですが、翌日新宿のIMONで洋白線Φ0.5mmを買ってきました。そのほか、そばのヨドバシでMr. METAL PRIMER-Rと塗料も購入です。

 

 

 まずは一番の難関である手すりの曲げから。

 

 治具をどうしようか考えた末に、タミヤの精密ピンバイスを使って曲げていくことにしました。

 

 ドリルを固定するだけあって、丸線もしっかり固定してくれます。定規を使いながら長さを確認し、最後は現物と合わせながら曲げていきます。

 

 

 いったん、形になったので穴にはまるか確認します。初めてやってみたのですが、思いのほかうまくいきました。

 

 ここから塗装に入ります。

 

 

 メタルプライマーをペタペタと塗った後、下地として白を塗ります。今回は田宮のXF-2(フラットホワイト)でやりました。

 

 

 乾いたら、今度はXF-3(フラットイエロー)で一気に塗り上げます。

 

 

 一晩乾燥させ、本日先ほどですが、組み立ててみました。塗料が厚くなってしまい穴に入らなかったため爪で一部塗料をはがし、最後はピットマルチ2で固定します。

 

 どうしても手作業で曲げた故に左のオリジナルに比べて大振りになってしまいましたが、雰囲気は出たのではないでしょうか。

 

 

 思い立って試しにやってみましたが、思ったより良い形で出来上がりましたので、満足です。